記事を検索しやすいように目次作成しました。記事目次(←をクリックしてください。) 税理士森大志のマスコミ掲載・執筆・ありがとうございました。

2010年04月20日

やっぱり吉野家・吉牛が好き!

マスコミで吉野家の苦戦が報じられ、このブログでも何回か記事にしています。

安部修仁社長と伊藤元重先生の『吉野家の経済学』を読み、吉野家のコスト意識に感心したひとりとして、現在の苦境は残念です。

そして、今の状況に非常に歯がゆい思いをしています。

コンサルタントになり、私ならこのようにするということを考えてみたい。

1.タイトル
吉野家の牛丼は、ご存じの通り根強い固定ファンがいることで知られている。

そのような人たちに語ってもらうのが一番いいと思う。

それが、『やっぱり吉野家・吉牛が好き!』

昔は牛丼と言えば『吉野家』でしたが、今は『すき家』、『松屋』
、『なか卯』等々ライバルも増えています。

当然にライバルの牛丼も食べていると思われる吉牛ファンに、語ってもらうのです。

インターネットで募集すれば、簡単に集まるのではないでしょうか。

御礼は、当然に吉牛の無料券、そして店でその券を使用した場合、店員さんが感謝をこめて最大の敬意をはらう。

ここまで考えてほしい。

本当の吉牛ファンに語ってもらうので、説得力があります。

2.こだわり
吉野家最大のこだわりは、アメリカンビーフを使用していることです。

このことが、『すき家』、『松屋』と比べて価格面での弱点になっています。

すでに多くの方が知っていますが、すき家と松屋の使用している牛肉は、オーストラリア産です。

そうであれば、アメリカンビーフ使用を前面に出すべきです。

アメリカ農務省の協力も期待できそう。

なぜ、吉牛がアメリカンビーフにこだわるのか。

B.S.E.問題の時に、販売休止までしてアメリカンビーフにこだわったのはなぜか。

これを強調しないと、価格差の説明ができません。

3.テレビ宣伝の強化
テレビ宣伝はコストがかかりますが、『すき家』、『松屋』に後れを取っています。

価格を下げた会社が、品質面の宣伝をして、吉野家はイメージ戦略に負けています。

ここは、コストがかかってもやる。

たとえば、若い時、売れない時に吉牛で育ったタレントを起用します。

本当に、吉牛が好きでなければいけません。

CMに起用されたから、スポンサーに気を使って好きだと言ってもらっても説得力がないのです。

私のイメージでは、とんねるずの二人。

とんねるずの番組で吉牛が好きだと言っていた気がするので。(記憶違いであれば、だめですが)

ギャラが心配であれば、映画の宣伝と絡めてタイアップする手もある。

矢島美容室』が公開間近です。

映画の宣伝ができるのであれば、OKかも。

コンサルタントとして、こんなことを考えてみましたが、どうでしょうか。

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2008年06月26日

温泉旅館の再生「これからが競争です!」

神からの恵みである「温泉」を活かし、苦境にある「温泉旅館」の再生を、実際に自分が経験したことを基に考えたいと思います。

第六回は「これからが競争です!」

最近は嬉しいことに一泊二食で一万円以下の宿も多くなりました。

インターネットで探しますと、日本中にそのような宿が多くあります。

ホームページに掲載されている建物の写真を見ますと、建物も立派で、今まではそれなりの料金で営業していたと思われる宿も多くあります。

残念ながら経営がうまくいかなかった宿を買収して、合理化してリーズナブルに提供していると思われます。

若い家族など、いままで家族旅行を断念していた方々でも気軽に利用出来、大変ありがたいと思っています。

しかし、今までは数が少なかったのですが、最近はそういう宿も多くなってきました。

そうすると、料金の安さだけでは集客できなくなっています。

何件か経営している宿のホームページを見ますと、提供する料理を工夫したり差別化を図っているようです。

これからが本当の競争だと思います。

高級食材を使う必要はありませんので、手造りの一品料理を加える等、宿のファン(固定客)を増やす努力が必要です。

前に、このブログでご紹介した「QBハウスの考え方」のように、徹底して業務内容を見直して、低料金で提供する新しいビジネスモデルの確立を望みます。
税理士森大志のひとりごと「QBハウスの考え方」参照)

「自分でできることは自分でするので、その分(人件費分)料金を安くしてほしい。」というニーズに対応するビジネスモデルです。

最近はインターネットの発達で、宿の情報(口コミなど)が入手できるようになりました。
ますます競争が厳しくなっていますし、お客様の要望も多様化しています。

昔から、温泉旅館は色々な形がありました。
湯治の宿から娯楽重視の宿、低料金から高料金の宿、セルフサービスの宿から至れりつくせりの宿など、その目的に応じて使い分けてきました。

選択肢が多いことは私たちにとってはうれしいことですが、温泉旅館の経営にとっては大変です。

大変ですが、「温泉旅館の灯」を消さないようにみんなで一緒にがんばりましょう。

税理士森大志は、温泉旅館が大好きです。
温泉旅館の皆さんを応援いたします。

【参考】
日本全国の温泉旅館の再生に取り組んでいる株式会社星野リゾート(社長星野佳路氏)が経営する星のや軽井沢のホームページを紹介いたします。
  
株式会社星野リゾートホームページ(←ここをクリックして下さい。)
星のや軽井沢ホームページ(←ここをクリックして下さい。)

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2008年06月25日

温泉旅館の再生「儲け第一主義ではありませんか!」

神からの恵みである「温泉」を活かし、苦境にある「温泉旅館」の再生を、実際に自分が経験したことを基に考えたいと思います。

第五回は「儲け第一主義ではありませんか!」

関東の泉質がよく超人気の温泉地に行ったときの話です。

どこの温泉地に行くか決め、インターネットで旅館のホームページを見て探しました。

その温泉地の中心にある旅館に泊まりたいと思い、ホームページの内容(お風呂、料理内容、部屋の作り等)を比べて、ある宿に決めました。

ホームページで見た宿は、建物も大きく、食事の内容もよかったので少し高いと思いましたが、理解できる範囲でした。

その時は、妻と二人だったのですが、一部屋二人の利用で一泊二食で一人2万6千円でした。(8月の日曜日宿泊)

実際に経験した私の感想は次の通りです。

まず、チェックインして部屋に通されたのですが値段の割に少し狭い部屋でした。
特に、トイレが大変狭く信じられませんでした。(改装すべきです。)

仲居さんに連れられて部屋に入り、ひと通り説明を聞いた後、仲居さんは部屋を出て行きました。

ホテル形式の旅館みたいです。(全然問題はありません。)

食事の前に風呂に行ったのですが、泉質が良いので有名な温泉地なので気持ちよく利用出来、満足でした。

風呂に入った後、いよいよ食事です。
食事は部屋食で、値段を考えると満足までいかないが、許容範囲でした。

食事中、女将さんが挨拶に来て歓談でき良かったと思います。

私は、日本旅館における女将さんの役割を評価している一人です。

今はやりの朝晩バイキング形式の宿ですと、女将さんは必要なくなります。
何か日本的な良さがなくなるようで寂しいと思っています。
税理士森大志の時代の流れを読む「温泉女将はいなくなる」参照)

翌朝、朝風呂に入り朝食です。

朝食は部屋食とバイキングの選択でしたので、バイキングを選択しました。

バイキング会場に行き、大皿に盛られた料理を見てことばが出ませんでした。

なんと、お弁当に使う冷凍食品を調理したものが山盛りに盛られているのです。
地の物は何もありません。

私は、何度も何度もお皿を見ました。
間違いなく、お弁当用の冷凍食品を調理したものです。

一泊二食1万5千円以下の宿でしたら、許せるかも知れませんが、私は信じられませんでした。

私は、今まで色々な宿に泊まっていますが、一泊二食2万6千円支払ってこの内容では、がっかりです。

後でわかったのですが、旅館業以外の人が経営している宿でした。

超人気の温泉地の一等地にあるので、リピーターが来なくても初めてのお客様だけで予約は埋まるのだと思います。

それにしても、「あまりに儲け第一主義ではありませんか!」

この内容では、この宿はお客様に支持されないと思いました。

今回は、この宿の改善プランはありません。

私は、このような人達には、温泉旅館を経営してほしくありません。

一生懸命努力して、温泉旅館を経営している方々に失礼だと思うからです。

「お客様の喜ぶ顔が見たい」とサービス業の方々はよく言いますが、本当にぎりぎりのところで頑張っています。

南伊豆の夫婦で経営している宿で、コーヒーを頼んだところインスタントしかないと、サービスで作ってくれたアイスコーヒーがおいしかったのを、今でも思い出します。

「真心だけでは経営できないけれど、真心は絶対必要です」

それなりの料金で経営したいのなら、料金の内容に見合った部屋、お風呂、料理、サービス等が必要です。

自分たちは上手く経営しているつもりでも、後で調べたところ、2チャンネルでは悪く書かれていました。

最近はインターネットの発達で、宿の情報(口コミなど)が入手できるようになりました。
その中には、悪意で書かれたものもありますので、すべてを鵜呑みに出来ませんが、情報は入手できるのです。

人気の宿は、良い宿だと言う情報が発信されていますし、逆に、あの宿は良くないと言う情報も発信されているのです。

今日は、温泉旅館を愛する者としてあえて厳しいことを書かせていただきました。

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2008年06月24日

温泉旅館の再生「何かがたりないのです!」

神からの恵みである「温泉」を活かし、苦境にある「温泉旅館」の再生を、実際に自分が経験したことを基に考えたいと思います。

第四回は「何かがたりないのです!」

関東の避暑地として有名な温泉地に行ったときの話です。

旅行会社のホームページに、建物のきれいなホテルが低料金で載っていたので予約をしました。
建物が立派なのに低料金だったので、頭の中で少し不安があったのを覚えています。

何回も行ったことのある温泉地で、ドライブがてら温泉に入れれば良いと決めたのです。

その時は、妻と二人だったのですが、一部屋二人の利用で一泊二食で一人1万3千円(記憶では)でした

実際に経験した私の感想は次の通りです。

まず、チェックインして部屋に通されたのですが値段の割にとてもきれいな部屋でした。

おじさんに連れられて部屋に入り、ひと通り説明を聞いた後、おじさんは部屋を出て行きました。
当然のように、その後はセルフサービスです。(全然問題はありません。)

食事の前に風呂に行ったのですが、風呂は宿泊棟とは別棟にあり屋根のない通路を通ります。

当日は、天気が悪く雨が降っていたので傘をさしながら行ったのですが、風が強く少しぬれました。(屋根がほしい。)

しかし、風呂は泉質も良く合格でした。

風呂に入った後、いよいよ食事です。(食事処も別棟です。)

ヘルシーメニューとのことですが、出てきた料理はどれも安い食材のものばかりで、いまいちでした。(安いからがまん。)

この内容では、この宿はお客様に支持されないと思いました。

私のこの宿の改善プランは次の通りです。

1.チェックインからチェックアウトの時間まで、宿でどのように過ごすかイメージする。(これはどんな宿でも共通です。)

→経営がだめになったホテルを投資ファンドが経営しているようです。
部屋はきれいですが、新規投資はしていないようでした。
せめて、天気が悪いときにお客様がぬれない様にしてほしいと思いました。
最低限の投資は必要です。

2.ヘルシーメニューの食事です。

→ヘルシーメニューは普段の生活で考えることであり、旅行に行ったときはちょっと贅沢をしたい。
ヘルシーメニューは、高級食材を使わないことを、言葉を変えて言ったと思っています。
手作り感のある一品がほしいと思います。

3.初めてのお客様は立派な建物のパンフレットの写真を見て予約を入れますが、リピーターにはなりません。

→確かに建物も立派できれいで料金も安い、しかし、「何かが足りない」のです。
働いている人が年配のおじさん(定年退職者のようです。)ばかりでしたが、しかたなく働いているのが見えました。

6月21日の朝日新聞朝刊記事で、洞爺湖サミットの総料理長を務める中村勝宏氏は次のように言っています。

「僕は日本の料理人の代表選手。食べる人が誰であっても、一生懸命つくることが大事。真心だけでは料理ができないけれど、真心は絶対必要です」

私はこの言葉から次のように言いたい。

「真心だけでは経営ができないけれど、真心は絶対必要です」

どんなに料金を安くしてもお客様から支持されない宿もあるし、逆に料金が高くてもお客様に支持されている宿もあります。

料理に力を入れる(高級食材を使うことではありません。)など宿のファン(固定客)を増やす努力が必要です。

最近はインターネットの発達で、宿の情報(口コミなど)が入手できるようになりました。
人気の宿は、良い宿だという情報が発信されています。

経営の安定のためには、リピーターが多く来るような宿にしなければなりません。

いま評判の宿に実際に泊まってみる等、もう少し勉強が必要だと思います。

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2008年06月20日

温泉旅館の再生「メニューもないのに追加ですか」

神からの恵みである「温泉」を活かし、苦境にある「温泉旅館」の再生を、実際に自分が経験したことを基に考えたいと思います。

第三回は「メニューもないのに追加ですか!」

南関東の海のきれいな場所にある温泉地に行ったときの話です。

前に一度行ったことがあり、海がきれいなのでまた行きたいと思っていた所でした。
妻が情報誌で調べ「花火大会」に合わせて泊まるプランを探し、ちょっと高いけれど予約しました。
車でドライブを楽しみながら、わくわくしながら出かけました。

その宿は、夏休み期間の毎年8月に「花火大会」を開催している場所にあり、近隣から花火を見に来る人も多く人気のある海水浴場でもある温泉地です。

その時は、妻の友達も一緒だったのですが、一部屋三人の利用で一泊二食で一人2万5千円でした。

実際に経験した私の感想は次の通りです。

まず、宿に着いて部屋に通されたのですが値段の割に汚い部屋でした。
人気のある海水浴場の花火大会の日に泊まるわけですから、宿も強気なのでしょう。

仲居さんに連れられて部屋に入り、一通り説明を聞いた後、お茶を入れてくれ、仲居さんは部屋を出て行きました。

部屋で三人で寛いでいますと、部屋の電話が鳴り電話にでました。

「追加の舟盛りはいりませんか。」

どうも追加料理の確認のようです。

私たちはあっけにとられ、いりませんと答えました。

私たちはこの宿に一人一泊二食で2万5千円払っているのです。
その値段で追加料理が必要なのでしょうか。

また、私たちはどのような料理がでるか分からないのです。
夕食のメニューもないのに追加できるわけがありません。

私は今でも忘れることができません。

そして、「メニューもないのに追加ですか!」と問いたい。

食事の前に風呂に行ったのですが、風呂場のカランに鏡のないところがあるのです。(鏡の修理するのは簡単なはず。)

本当に信じられない気持になりました。

風呂に入った後、いよいよ食事です。

出てきた料理は、品数はありましたがどれも安い食材のものばかりで、とても料金に見合う内容ではありません。
まして、追加料理が食べられないほど量は多いのです。

こんな内容では、この宿はお客様に支持されないと思いました。

私のこの宿の改善プランは次の通りです。

1.チェックインからチェックアウトの時間まで、宿でどのように過ごすかイメージする。(これはどんな宿でも共通です。)

→部屋に置いてあるソファーが汚れていましたが、儲けることが優先されています。掃除の徹底が望まれます。
夏は人気の海水浴場ですから、黙っていても予約がはいるので勘違いしているのかも知れません。

2.夏は花火大会もあり、有名な海水浴場なので集客に困りません。

→宿のサービス、温泉、料理等が良くてお客様が来ている訳ではありません。夏は集客に困りませんが、冬はお客様が来ません。
宿が気に入って来ているお客様がいないのだと思います。

→昔は、周りは民宿が多いのでライバルと呼べる宿はありませんでした。
しかし、最近は近くに夏の料金が変わらない良い宿ができました。
当然に、良いお客様はそちらに行っています。

3.夏以外の集客に苦戦しています。

→夏の営業方法を反省する必要があります。
温泉もあり、近くに漁港もありますので新鮮な魚も手に入ります。
料理に力を入れるなど宿のファン(固定客)を増やす努力が必要です。

→今のような営業をしていては、良いわけがありません。
夏は黙っていてもお客様が来るので高料金を取り、冬は低料金で営業する。
どうして、夏以外にお客様が来ないかよく考える必要があります。

最近はインターネットの発達で、宿の情報(口コミなど)が入手できるようになりました。
人気の宿は、良い宿だという情報が発信されています。

経営の安定のためには、多少の波があっても一年を通じて安定的な集客が必要です。

部屋の改装(きれいにする。)、料理の内容、宿泊料金等もう一度見直すぐらいの英断が必要です。

いま評判の宿に実際に泊まってみる等、もう少し勉強が必要だと思います。

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2008年06月19日

温泉旅館の再生「ビジネス客からの脱却」

神からの恵みである「温泉」を活かし、苦境にある「温泉旅館」の再生を、実際に自分が経験したことを基に考えたいと思います。

第二回は「ビジネス客からの脱却!」

関東の交通の便の良い温泉地に行ったときの話です。

インターネットで温泉旅館を探していて、いつもは車で出かけるのですが、たまには電車で行こうと交通の便の良い温泉地の旅館に予約をして、一泊二日で出かけました。

その宿は、休前日だったのですが海の見えない部屋だったので、1万5000円(記憶では)と安かったので、景色の悪い部屋(他の部屋は空いてなかった。)でも我慢しました。

11時チェックアウトのプランだったので、ゆっくりのんびりできればいいと割り切ったのです。

交通の便が良いので、朝ゆっくりの出発だったのですが、それでも早く宿に着き、チェックインを済ませ街を散歩しました。

しかし、街に活気がなく、交通の便の良い温泉地でも厳しいのが現実だと思い知らされました。

実際に経験した私の感想は次の通りです。

まず、宿に着いて従業員の多さに驚きましたが、この宿のコンセプトは従業員がお客様のお世話をきちんとすることのようです。

仲居さんに連れられて部屋に入り、一通り説明を聞いた後、お茶を入れてくれ、「何か御用の時はお声をかけてください。」と言い仲居さんは部屋を出て行きました。

部屋で妻と寛いでいますと、ノックをする音、先ほどの仲居さんです。

「何か御用はございますか。」

いいえ、何もないです。

それから、小一時間ほどしてから、また、ノックをする音、また、仲居さんです。

「何か御用はございますか。」

いいえ、何もないです。

それからしばらく経ち、食事前にお風呂に行きましたが戻ってきた妻が一言、「お風呂が狭い」と文句を言いました。

パンフレットで見た風呂と同じ風呂に入った私は、一瞬理解できなかったのですが、パンフレットに載っていたのは男湯で、女湯はパンフレットに載っていなかったのです。(狭いので、意識して載せなかったのかも知れません。)

食事の時間になり、出てきた食事はそれなりのもので、料金を考えると不満はありません。

翌朝、食事前に風呂に行ったのですが、前日のままの男湯と女湯で、女湯は狭いままでした。

食事後、仲居さんにお風呂は何時まで入れるのですかと来たところ、朝の入浴時間は9時まででした。

10時チェックアウトの人と同じ様に食事をして、11時のチェックアウトの時間まで部屋でじっとしていろと言うのでしょうか。

このように、名前だけの11時チェックアウトプランではお客様を満足させることはできません。

私のこの宿の改善プランは次の通りです。

1.チェックインからチェックアウトの時間まで、宿でどのように過ごすかイメージする。(これはどんな宿でも共通です。)

→最近のレイトチェックアウトの宿では、朝食の時間の幅があり9時30分ぐらいまで食事できる場合が多いし、布団はかたずけないで、食事後でも一眠りできるようにしています。

→11時チェックアウトであれば、せめてお風呂は10時まで入れるようにすべきだと思います。
実際にそういう宿も多くあります。

2.この宿のコンセプトは従業員がお客様のお世話をきちんとすることですが、旅行の形態も変わっています。

→お父さんたちが中心のビジネス客であれば、過剰とも言われるサービスの需要もあると思いますが、個人旅行ではかえってくつろげない場合もあります。

→会社の社員旅行、研修旅行が減り、個人旅行が増えています。
安定した経営には個人旅行に対する取り組みが必要です。

また、サービス内容の検討も必要です。

3.女湯が狭い。

→ビジネス客中心の宿に多いのですが、男性客が多かったので男湯が大きく、女湯が狭い宿がいまだにあります。
そういう宿は、朝晩、男湯と女湯を入れ替えるのですが、この宿はしませんでした。

今の主流は、男女同じ大きさか、逆に女湯のほうが大きい宿もあるくらいです。
個人旅行の場合、旅行の主導権は女性が握っている場合が多いからです。

このように、他の宿がやっている11時チェックアウトプランの真似をしたのだと思いますが、きっと実際に自分で泊まったことがなく、うわべだけ真似をしていると思われます。

バブルの時のように交際費を湯水のように使うことはなくなりました。

交通の便が良いので研修で利用するお客様も多いと思いますが、個人のお客様に対する取り組みを検討する必要があると思います。

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2008年06月18日

温泉旅館の再生「うわべだけ真似をしてもだめです」

地方の経済発展のために工場誘致をするのはもちろんですが、工場誘致のできない地方においては、観光を一つの目玉として観光客の誘致に取り組む必要があると思います。

過去には、いわゆるリゾート法に乗って日本中に画一的な同じような施設が氾濫し、今だに第三セクターなどの重荷になっています。

そのような失敗例は別として、産業の乏しい地域においては温泉旅館が町の核になって多くの観光客を呼んでいる所も多くあります。

また、温泉地全体が不況にあえいでいる所もあります。

神からの恵みである「温泉」を活かし、苦境にある「温泉旅館」の再生を、実際に自分が経験したことを基に考えたいと思います。

第一回は「うわべだけ真似をしてもだめです!」

関東の古い温泉地に行ったときの話です。

インターネットで温泉旅館を探していて、今まで行ったことのない有名な温泉地の旅館に予約をして、一泊二日で出かけました。

その宿は、平日2名利用で1万円から1万2千円で休前日は1万5750円がメインの宿ですが、それとは別に「ちょっと贅沢カップルプラン」というのがあったので、そちらを選択しました。

料金は休前日利用で1万7850円で、「お二人で上質な時をお過ごしいただくための特別プランです。貸切露天風呂でリラックスした後、薫り高いコーヒーを召し上がりください。チェックアウトも11時です。」という内容です。

この宿でお薦めのプランを選択したので、楽しみにして行きました。

実際に経験した私の感想は次の通りです。

まず、部屋に通されて仲居さんの説明を聞いた時の話の中で、「〜でいいですよね。」と言われて、何を言われたか分からなかったのですが、「〜でいいですよね。」と言われたので目が点になってどうでもよくなって「はい」と答えました。

通常は、「どのようにいたしますか。」とか「〜と〜がありますがどちらにいたしますか。」だと思いますが、もともとの料金設定が安い宿なので、普段から「〜でいいですよね。」と言っていると思われます。

この時点で、いやな予感がしました。

風呂に入ってから、コーヒー券をもらっていたのでアイスコーヒーを頼みましたが、出て来たのはインスタントコーヒーで作ったアイスコーヒーでした。(粉末のコーヒーを水に溶かしかき回したので、泡が残っていました。)

薫り高いコーヒーはどこに行ったのでしょうか。

次の日の朝、7時に部屋のノックで起こされましたが、チェックアウトが11時なのに早すぎます。

その時は、怒って追い返しましたが、今考えると、「〜でいいですよね。」は朝の起床時間を言ったのかも知れません。

チェックアウトが11時のプランの人に、「7時でいいですよね。」と聞いたのであれば「ふざけるな」です。

10時チェックアウトの人と同じ様に食事をして、11時のチェックアウトの時間まで部屋でじっとしていろと言うのでしょうか。

このように、名前ばかりの贅沢プランではお客様を満足させることはできません。

私のこの宿の改善プランは次の通りです。

1.チェックインからチェックアウトの時間まで、宿でどのように過ごすかイメージする。

→最近のレイトチェックアウトの宿では、朝食の時間の幅があり9時30分ぐらいまで食事できる場合が多いし、布団はかたずけないで、食事後でも一眠りできるようにしています。

2.薫り高いコーヒーとうたうのであれば、レギュラーコーヒーを入れるべきです。

→インスタントコーヒーよりまずいレギュラーコーヒーもあるので注意。

3.「〜でいいですよね。」と言われて目が点になる。

→高い料金を取るのであれば、サービスにもこだわりが必要です。
また、高料金の宿はお茶も良いお茶を使用しています。

このように、他の宿がやっているプランの真似をしたのだと思いますが、きっと実際に自分で泊まったことがなく、うわべだけ真似をしていると思われます。

ただ、贅沢プランでない、普通に提供しているプランであれば、料金と内容があっていると思います。

いま評判の宿に実際に泊まってみる等、もう少し勉強が必要だと思います。

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また、税理士森大志が書いていますリンク集「税理士森大志の税の考え方」及び「税理士森大志の時代の流れを読む」も併せて読んでいただけると幸いです。
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2008年01月21日

エステサロンの経営

今日は、いつもコメントをいただいているフロックスさん(ネイルサロン経営)のお店について考えてみたいと思います。

いつも温かいコメントをいただいて、大変感謝しています。
この場を借りましてお礼申し上げます。

Q&A方式で考えます。

Q、私はネイルサロンを経営していますが、お店も軌道に乗ってきましたので、新たにフェィシャルエステも始めたいと思っています。
新たに新規出店するのではなく、ネイルサロンのお客様にエステを勧めようと思っていて、特別宣伝とかは考えていません。
料金体系は一回いくらというように施術ごとに決めてあり、コース料金(前払い)等は考えていません。
どのようなことに注意すればよいでしょうか。

A、ネイルサロンとフェイシャルエステは同じ美容関係の仕事ですが、根本的にその内容が違います。

ネイルサロンでいえば、ネイルサロンのお客様はおしゃれでネイルアートをしたいという人たちです。

爪のお手入れをしたいという人よりも、今日はパーティに行くので洋服に合わせて爪にアートをする、今日はクリスマスなのでそれに合わせたアートをするというようなことが多いのです。

そして、フェイシャルエステのお客様はお肌のお手入れ、癒しを求めてくる人が多いのです。

このように同じようでも微妙に違いがあります。

まず、フェイシャルエステですがエステ業界全般のイメージとして、エステに興味があっても怖くていけないという人も多くいます。

初回無料、初回5千円ということで集客し、10万円のコースを買わす、10万円の化粧品を買わすというようなことがまかり通っているからです。

相談者は、お客として自分がこのようなことを経験しているので一回いくらというように施術ごとに支払いをすることを考えています。

このことは大賛成です。
これにより、いままで敬遠していた人の集客が見込めると思います。

そして、ネイルサロンのお客様にエステを勧めるとのこと。

最初はそれでよいと思いますが、少しずつお客様の間口を広げていかないと売上は伸び悩むと思います。

それというのも、お客様が美容にかけるお金というのは限られているからです。
収入が決まっているのですから当然です。

一部の富裕層を除いて、エステにお金をかけるとその分ネイルにかけるお金が減るかも知れません。

ネイルのお客様にエステが気に入ってもらえたら、お友達等のご紹介をお願いし、ネイルに興味がないお客様も取り込んでください。

また、エステに興味があっても食わず嫌いの人が多いのも事実です。

私の顧問先にエステを行っている会社があり、女性職員が初めて行き非常に気に入り、その後通っています。

この女性職員も前からエステに興味があったのですが、今まで行ったことはなく、顧問先で気心が知れているから行こうと思ったのです。

実際に経験がある人は、時間とお金が許せば通いたいと思うはずです。

このように経験すれば、気に入ってもらえると思います。

まず、ネイルサロンのお客様にモニター(当然宣伝も兼ねています)になってもらい、お客様の感想を集めオープン前に徹底的に内容の検討をします。

そして、コースはないとのことですが、お客様に提案するプランを考えることをお勧めいたします。
たとえば、「美肌プラン」「癒しプラン(マッサージ付)」などです。

お客様のお肌の状況に応じて、肌が傷んでいれば何回通えばよいとかの提案は必要だと思います。

理想は月一回定期的に通ってもらう固定客を獲得することなので、顧客カルテの整備、充実をはかることも忘れないでください。

また「癒しプラン」は、お客様としてキャリアウーマンを考えていますが、その場合、お店の営業時間を考えなければいけません。
遅くまで営業しないと通いたくても通えないからです。

私の顧問先に原宿の美容室がありますが、営業時間は12時からというのが多く夜9時、10時まで対応しています。
お客様に合わせて営業時間も考えてください。

以上を簡単にまとめますと次のようになります。

1.エステに興味があっても食わず嫌いの人が多いので、モニター制度を取り入れエステの理解を深める。

2.お客様の紹介などでネイルサロン以外のお客様を取り込む。

3.お客様のカルテの整備、充実に努める。

4.「美肌プラン」「癒しプラン」などのコースではないプランを提示する。(1回で終わる施術から数回の施術まで考える)

5.お客様の通える時間を考える。

フロックスさんの経営しているネイルサロンの詳しい状況はわかりませんので、細かいことは言えませんが、一般的に注意する点をご説明しました。

心より新規事業のエステが成功することをお祈りしています。

(お願い)
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posted by 森 大志 at 12:08 | Comment(4) | TrackBack(2) | コンサルティング