記事を検索しやすいように目次作成しました。記事目次(←をクリックしてください。) 税理士森大志のマスコミ掲載・執筆・ありがとうございました。

2008年06月02日

タクシー値上げの結果から考える

タクシー営業が自由化され新規参入が相次ぎ、運転手さんの収入が減っているという理由で、東京でタクシー運賃の値上げが認可されてから半年が過ぎました。(初乗り運賃が660円から710円に値上げ)

私は、このブログでタクシー運賃が上がればタクシー運転手の売上が増え、結果としてタクシー運転手の収入が増えるという前提に疑問を持っていました。(税理士森大志のひとりごと「タクシー値上げだが」参照)

「料金を上げてそれで運転手の収入が増えるなら簡単ですが、そうならないかも知れないのです。」と書いています。

2008年5月31日の日本経済新聞朝刊の記事では、「タクシー離れ、全国に拡大」、「景気足踏み感、値上げで敬遠」と最近の節約傾向により、タクシー利用が敬遠されていると書いています。

日本の中で比較的景気が良いと言われている東京においても、4月は「深刻なのは東京都心の落ち込み。タクシー一台当たりの一日の平均運送回数が28.6回と一割強減り、運送収入(4.5%減)は昨年末の運賃引き上げ後で最大の減少となった。」

乗客数、運送収入とも減少しています。

私は、この流れは他のサービス業も同様だと思っています。

また、スーパーなどでは大幅値上げした大手食品メーカーの商品が大きく売り上げを落としていますし、ブランド力のある花王などの大手メーカーでさえ、売上の減少に危機感を持っています。

原材料価格の上昇は製品価格の上昇を招いていますが、製品価格の上昇分をそのまま販売価格に連動することはできません。

販売価格が上がれば売上の減少を招き簡単には価格転嫁できないことは皆さんのご存じの通りです。

私が一番心配しているのは、消費税率のアップのことです。(私は、徹底的に行政の無駄を省いたあとの税率アップはやむをえないと思っています。)

後期高齢者医療制度の問題をきっかけとして、財源不足を消費税率のアップで乗り切ろうという議論がされようとしています。

消費税率を一%上げたらいくら増収というような考えです。

しかし、消費税率を上げて景気が低迷(3%から5%に上げた時も、問題がありました。)した場合、その影響は深刻です。

法人税、所得税の税収が落ち込むからです。

値上げをすれば収入が増える、税率を上げれば税収が増える(税金の滞納が増えることもあります。)と単純に考えること、

「それはイエローカードです」

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2008年02月28日

人の流れが違います

私の事務所は東京の豊島区池袋にあります。

池袋駅から私の事務所に来る間に豊島区役所があり、駅から歩いて6分くらいで事務所につきます。

駅からわりあいに近いことと、豊島区役所が近いので私の事務所の近くで飲食店の出店を考える人が結構います。

しかし、土地勘のない人は勘違いするのですが、人の流れは豊島区役所から池袋駅方向なのです。
先日も、ある飲食店が閉店しました。

その飲食店がオープンしたときに、駅から近い、区役所から近いという理由で始めたようだけどこの場所は難しいと、事務所の者に話したことがあります。

自信があるからと充分な調査をしないでお店の場所を決める人がいますが、この人の流れを侮ってはいけません。

通常、お店の調査をするときは、出店予定地の朝、昼、晩の人の流れを確認しますし、駅から近い場所であれば一日の乗降者数を調べたりします。

また、ビジネス街は土日商売になりませんので、飲食店であれば365日商売ができる場所か考えるのです。

この私でさえ、新規のお客様のご紹介を受け、そのお客様がお店の経営をしている場合は、お伺いする時に少し早めに行き、そのお店の周りを実際に自分で歩いて見ます。

そして、お会いして色々なお話をしますが、自分の目で見たことと社長から聞いたことの確認をするのです。

新規オープンを予定している人は、もっと時間をかけて調べるのは当然です。

人の流れをよく理解しないでお店をオープンすること「それはイエローカードです」

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2007年11月06日

フランチャイズの募集ですか

土曜日に妻と和風ダイニングに飲みに行き、メニューと中身のあまりの違いに飲みなおしにいったのですが、次の店もお客はまばらでした。

お店が多いのか、サービス業の景気が悪いのか。
本当に経営は大変です。

家に帰り、最初に行った店をインターネットで検索し、すぐ見つけることが出来ましたが、本当に驚きました。

なんと、直営店だけでなくフランチャイズの募集も行っていたのです。

そこには、ほかのフランチャイズとモデルケースの比較が乗っていました。
確かに、売上に対する原価率も低く利益が出る計算でした。
恐らく、この内容を信じて加盟する人もいるかも知れません。

しかし、メニューと違う料理を平気で出す店です。
一度行った人がリピーターで行くとは思えません。
いつか痛い目にあうと思います。

このようなメニューの名前が変わっているだけで中身のない店は、バブル期には多くありましたが、そのほとんどは淘汰されたと思っていただけに驚きました。

飲食店チェーンの場合、当初売上が良くても内装、メニュー等はすぐに真似をされ長く続くことはまれです。
内装、メニュー等のリニューアルを繰り返し維持発展している場合が多いのです。

また、ファンドの出身者に多いのですが、原価率の計算が先行し中身の内容のない場合も多いのです。

お客様は色々なお店に行っているのです。
その中で支持されているお店は、何回もリピーターとして通うのです。

最初はうまくやったつもりが必ずどこかで行き詰まると思います。

机上の計算で原価率が低く利益が出ても、その内容では失客し売上が上がりません。
内装、メニュー、接客等を冷静に判断すると、フランチャイズ募集はまだ早いと思います。

机上の空論でフランチャイズ募集、「それはイエローカードです」

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2007年11月05日

メニューと中身が違います

土曜日に久しぶりに妻と近所の和風ダイニングと称するチェーン店に行きました。

今まで色々なテェーン店に行っていますがこのお店は初めてでした。
変わった内装が売りのお店らしく、妻が一度行ってみたいということで行ったのです。

ビルの4階にあるので、エレベーターに乗り4階で降り、入り口に立ったときに嫌な予感がしました。
お客があまりいないうえに、店の人が誰も対応しないのです。

しばらく立っていると、やっと店の人が気づいたらしく、しばらくお待ちくださいと言われ、それからしばらく待たされ、席に通されました。

客席が独立した造りで確かに変わっていましたが、壁をたたくと安普請であることが、一目瞭然でした。

メニューを見て、まずお決まりの中生を頼みました。

出てきた中生をみて唖然、通常の中生と生ビールの小との間位の量しかないのです。
内装はちゃちでも一応、和風ダイニングか。
この内装でこの値段(500円)は高い。

メニューは写真があり、その中から牛ステーキ、お店で焼いた玉子焼き、なす料理(名前は忘れました)を頼みました。

出てきたお通し、料理をみて、またまた唖然。

お通しはそうめんを油で揚げたようなものでまずい。

牛ステーキはメニューの写真では肉が3分の2で添え物の野菜が3分の1、出てきたものは肉が3分の1野菜が3分の2です。
明らかに、だましです。詐欺だと思いました。
チェーン店ですから、原価計算をきちんとしてるはずですし、料理人が肉の量を加減する余地はないはずです。

お店で焼いた玉子焼きは、明らかに電子レンジで暖めたもの、怒りがこみ上げてきました。
私は認めませんが、妻いわく、お店で焼いたけれど注文を受けて暖めたので嘘ではない。

なす料理は冷凍食品を温めたようなもので、なすの味がしませんでした。

私のがまんはここまででした、すぐに店を後にして、いつもいくチェーン店の居酒屋に飲みなおしに行きました。

お客様は見ています。
メニューと中身が違う、「それはイエローカードです」

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2007年10月17日

11時チェックアウトは何の為

「それはイエローカードです」

私は、温泉旅館が大好きです。

いままで色々な温泉にいきましたが、私の旅行の目的は、温泉に入りおいしいものを食べ、日頃の疲れをいやすことです。
ですから、温泉地の造られた名所等を見て回ることは、ほとんどありません。

また、何回も同じ温泉地に行っているので、一度行った名所は二度は行かないのです。

そして、最近は、うれしいことに、チェックアウトが11時の温泉旅館も増えてきました。
チェックアウトが遅い分、料金は少し高いのですがそれでもうれしいのです。

何回か11時チェックアウトの温泉旅館に泊まったのですが、がっかりしたことが何回もあります。

群馬県のある温泉旅館では、朝7時に布団をあげに来ました。
これは、朝7時に起きろと言われているのと同じです。
10時チェックアウトなら7時起床8時朝食ですから、まだわかります。

しかし、11時チェックアウトでその分料金も高いのに、今までと同じ7時起床なのです。

また、静岡県のある温泉旅館では、温泉の利用は朝9時まででした。
10時チェックアウトなら、まだわかりますが11時チェックアウトでその分料金も高いのに、今までと同じ朝9時まで利用なのです。

いずれの温泉旅館も、うわべだけの11時チェックアウトなのです。
お客様のことを考えている宿は、もう少しのんびり起床し、朝食後風呂に入ってもいいし、食後、ゆっくりできるように布団はかたずけないでそのままというのも多いのです。

ここでいえることは、自分がお客であればどのように過ごすという観点から、サービス全体を考えることです。
うわべだけまねをして、料金だけ高いのでは納得がいかないし、二度とはいかないのです。

温泉旅館がだめになった一因がここにあるような気がします。

うわべだけまねをして、料金だけ高い、「それはイエローカードです」

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2007年09月28日

中村勘三郎脱税事件の深層7

「それはイエローカードです」

中村勘三郎さんの修正申告の内容は衣裳費の否認でした。
当然に、税務調査には税理士も立ち会っていると思います。

私も顧問先の会社の税務調査には立ち会いますが、できるだけ私が会社に代わって答えるようにしています。
そのために、その業界のことを勉強するし、理解することにより間違いも防げるのです。

最近私は、芸能人の衣裳費の個人使用割合を減らし、事業使用割合を多く見てもいいのではないかと考えるようになりました。

政治家に対してよく公人という言葉を使います。
公人だからプライバシーはないと言われます。

私も経験があるのですが、芸能人とホテルのラウンジで打合せをしたときは、まわりの人がこちらをチラチラ見ていました。
常に見られているのです。
まさに芸能人も政治家と同じです。

また、常に見られているので、たとえ私服といえども変な恰好はできないのです。
テレビ番組で、出演者の私服がトータルでいくらというコーナーまであるのです。

どんな車に乗っているか、どんな時計をしているか、どんなバッグを持っているか等々、常に見られているので公私の区別がないのです。

仕事の衣裳にしても、前にどの番組で同じものを着用していたとか言われる場合もあるので、何回も着用できないのです。
本当に芸能人もつらいのです。

以上のことを考えると、公私の区別がないのですから個人使用分を少なくしても良いのではないかと考えるようになったのです。

会社の経理処理が同じでも、その業界に対する税理士の理解度による説明の仕方で結果が違ったかも知れないのです。

今回、確かに中村勘三郎さんは修正申告をしました。
そして、故意でなくても重過失ですのでその責任は免れません。
しかし、歌舞伎界のリーダーの一人としての芸能活動を見るに称賛に値すると思うのです。

当事者でないので本当のところは分かりませんが、この件に対する世間の見方があまりに一方的なので、違う見方もあるということで、これを書かせて頂きました。

ですから、今後の活躍に期待して中村勘三郎さんは、
「レッドカードではなくイエローカードなのです。」

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2007年09月27日

中村勘三郎脱税事件の深層6

「それはイエローカードです」

中村勘三郎さんの場合、衣裳費は領収書もあり、衣裳で使われたのも間違いないのです。しかし、100パーセント経費にならなかったのです。

ここからが業界の事情をよく理解しているかどうかで違うのです。

まず、衣裳のうち仕事だけしか使用できないものとそれ以外のものに分けるのです。

中村勘三郎さんでいえば、歌舞伎関係の衣裳はまず歌舞伎の仕事以外では着ることはないと思います。
それは、100パーセント経費になります。
ただし、金額の大きいものは資産計上して、減価償却の計算をします。

問題はそれ以外の衣裳です。
例えば、テレビ出演をするので衣裳としてジャケットとスラックスを購入し、着用しました。

この場合、確かに仕事に着用したのですが、ジャケットとスラックスはプライベートでも着用できるので、100パーセントを経費にすることはできません。

こういう場合、仕事で使用する割合とプライベート(個人)で使用する割合で按分(あんぶん)するのです。

要するに、プライベートで使用する割合分を否認されたのです。

これが、修正申告の主な内容と思われます。

ですから、税理士がきちんと処理していれば、防げたかも知れないのです。
また税理士が税務調査できちんと説明できれば、修正額が少なくなったかも知れません。

ここまでが、普通の検討ですが、
しかし、これだけでは終わらないのです。
私も進化し、もう少し経費分を増やせないか考えました。
皆さんも考えてみてください。

中村勘三郎さんは「レッドカードではなく、イエローカードです。」

(続きます)

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2007年09月26日

中村勘三郎脱税事件の深層5

「それはイエローカードです」

中村勘三郎さんは、今回のようなことが初めてではなかったのです。
ですから、税理士に任せているのになぜだという気持ちが強くでたと思います。

前回問題となった修正の内容は衣裳費の否認でした。
衣裳費を100パーセント経費に計上したのを認められなかったのです。
その時も、勘三郎さんはよく理解できていなかったかも知れません。

私も経験があるのですが、通常現金出納帳などの会計帳簿には衣裳費等として記入されています。
そして、その裏付けとして領収書等を保存します。

おそらく、その時はきちんと領収書等も揃っていたと思われます。
会計処理の間違いではないのです。
それなのに認められなかったのです。

勘三郎さんが理解できなかったのも、わかるような気がします。

これは、皆さんにも当てはまりますが、領収書があるだけではだめなのです。
領収書があり、衣裳費であることも確認できのに認められなかったのです。

どうしてか、皆さんも考えてください。

中村勘三郎さんは「レッドカードではなく、イエローカードです。」

(続きます)

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2007年09月25日

中村勘三郎脱税事件の深層4

「それはイエローカードです」

中村勘三郎さんの、今回の襲名披露のような何十年に一度の大事業のときは、勘三郎さんとマネージャー、経理担当者、そして税理士も加わって入念な打合せを行うべきであったと思います。

何十年に一度の大事業なので、大きなお金が動くからです。
大きなお金が動くということは、一歩間違えれば大きな赤字になり借金を抱えることになる危険もあるのです。
よく勘違いしがちですが、大きな収入があるときは大きな支出もあるのです。

そして、小泉前総理に飯島秘書官がいたように、お金にかかわる部分は本人でなく、マネージャーないし経理担当者がかかわるべきなのです。

本人が支払いをして、領収書をくださいと言うのは「粋」ではないのです。
ですから、そういう支払いで領収書のないものも多数あったのではないでしょうか。

それが、今回多額の修正になった原因の一つではないでしょうか。

その業界の内容を理解しその対策を考える。
これも、私たち税理士の仕事だと思っています。

また、今回勘三郎さんが怒ったのは、前回のある事件も関係していると思います。
その内容は、次回に検討します。

中村勘三郎さんは「レッドカードではなく、イエローカードです。」

(続きます)

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2007年09月24日

中村勘三郎脱税事件の深層3

「それはイエローカードです」

手取りの60万円を収入として計上したらどうなるでしょうか。
何が違うのでしょうか。

もし、必要経費40万円が認められたとしますと、
収入金額計上もれ 40万円
必要経費計上もれ 40万円
となります。
総額で処理すべきなので好ましくはありませんが、結果が同じなのでOKです。

しかし、必要経費に認められなかったらどうでしょうか。

パーティのお手伝いに来た人に、「帰りに皆さんで食事でもして帰ってください」と合計40万円支払ったのです。(アルバイト代として処理)
当然、領収書を貰っていないと考えられます。
(税の考え方「証明責任と必要経費」「収入金額と必要経費」参照)

恐らく、Aさん、Bさん、Cさん、Dさんがそれぞれ何人か若い衆を集めて手伝いにきた様にイメージしています。
そうしますと、Aさん、Bさん、Cさん、Dさんはわかりますが、若い衆は初対面で名前も知らない人なのです。
Aさん、Bさん、Cさん、Dさんにそれぞれ10万円支払ったとしても、A、B、C、Dさん以外、誰に支払ったか証明できないのです。

必要経費に認められなかったので必要経費0です。
従って、この場合40万円の収入もれだけとなります。
これが、ご祝儀の計上もれです。

また、次のように処理していた場合は、
収入金額(ご祝儀)100万円
必要経費      40万円
所得金額      60万円

必要経費は0(否認)になります。

これが架空人件費と言われた人件費の否認です。

また、特に芸能関係ではとっぱらいと言われる当日払いの人件費も多く、その場合、領収書を持っていない人も多いのです。
業界経験豊富な経理担当は、こちらで領収書を用意して、それに自筆で記入してもらうのです。

以上のような、いろいろなことが積み重なって今回の事件になったと思われるのです。

中村勘三郎さんは「レッドカードではなく、イエローカードです。」

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2007年09月21日

中村勘三郎脱税事件の深層2

「それはイエローカードです」

中村勘三郎さんの脱税事件の内容は当事者ではないので、本当のところはわかりません。
ただし、私の経験から業界のことはある程度わかりますので、勘三郎さんがどうして怒ったかも、見当がつくのです。
税理士の立場で、もう一段掘り下げて考えますと違う見方ができます。

まず、ご祝儀の計上漏れの件を考えます。

皆さんも経験があると思いますが、結婚式を挙げるときに、その費用はどうしますか。
私は、結婚式の受付の経験がありますが、ご祝儀を頂きますと、後でそのお金を式場の支払いに充てる光景を見たことがあります。
頂いたお金である程度まかなうのは普通ではないでしょうか。

勘三郎さんは、どうでしょうか。
恐らく、勘三郎さんも同じではないでしょうか。

襲名披露は何十年に一度の大事業なのです。
その準備とそれに関わる人数は普通ではありません。
衣裳ひとつもかなり高額な特別な衣裳かも知れません。
(女性歌手でも数百万円の着物を衣裳で着ています。)

そう考えると、通常の支払いをしたら赤字かも知れないのです。
また、おめでたいことですから手弁当でお手伝いに来る人も多いのです。

例えば、襲名披露パーティを開きご祝儀を100万円頂きました。
そして、パーティのお手伝いに来た人(大勢)に、「帰りに皆さんで食事でもして帰ってください」と合計40万円支払いました。
手弁当でお手伝いに来ている場合、請求がありませんので、食事ぐらいはして帰ってくださいということは良くあります。

この場合、もし手取りの60万円を収入として計上したらどうなるでしょうか。

普通の場合
収入金額(ご祝儀)100万円
必要経費      40万円
所得金額      60万円

手取りで処理した場合
収入金額(ご祝儀) 60万円
必要経費       0
所得金額      60万円

一見、結果が同じように思えます。
ところが、違うのです。

何が違うか皆さんも考えて見てください。

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2007年09月20日

中村勘三郎脱税事件の深層1

「それはイエローカードです」

今回の中村勘三郎さんの脱税事件の内容を税理士の立場で分析したいと思います。
芸能関係の顧問先の会社もありますので、多少この業界のことは詳しいと自負しています。
業界のことを理解していないと、たとえ税理士でも判断を誤ります。

皆さんは脱税と言うと税金をごまかしたのだから、ごまかした分どこかにお金を隠していると思っていると思います。
きっと、勘三郎さんも同様に隠しているに違いないと思っていると思われます。

ですから、脱税して税金を誤魔化しているのに、勘三郎は態度が悪いと、誰もが思ったと思います。

もし、私が税理士でなく勘三郎さんと同じ立場であったら、同様に怒ったと思います。
そして、税理士に依頼しているのになぜなんだと叫んだかも知れません。
確かに、税理士も人間ですから間違いを起こすこともあります。
この、私も間違ったことがあります。
ただ、今回のこの件は、防ぐことが出来たかも知れないのです。

もう一度その内容を確認しますと、
東京国税局の税務調査で「7000万円の申告漏れ、2000万円の所得隠し」を指摘され、修正申告したそうです。
その内容は、多額の祝儀を申告していなかったり、架空経費(人件費)を計上したと言われています。

歌舞伎の襲名披露について考えますと、日本各地に襲名の挨拶に回るわけです。
そうすると、当然のようにご祝儀を頂くのですが、これが、高額なのです。
なんと、勘三郎さんは億単位でした。
ですから、「たくさんご祝儀をもらえていいな」だから「脱税はもってのほかだ」、「自分は年金暮らしなのに許せない」となるのです。

しかし、襲名披露と言うのは何十年に一度と言うように、一大事業であり大変な準備が必要なのです。
当然に、大勢の人が関わりますし、収入も多いが経費もかかるのです。
恐らく私の予想では収入も多いが手残りは以外に少ないと思います。

中村勘三郎さんは「レッドカードではなく、イエローカードです。」

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2007年09月19日

中村勘三郎脱税事件の表層2

「それはイエローカードです」

今回の中村勘三郎さんの脱税事件の内容を見てみたいと思います。

新聞雑誌の記事によりますと、
東京国税局の税務調査で「7000万円の申告漏れ、2000万円の所得隠し」を指摘され、修正申告したそうです。
その内容は、多額の祝儀を申告していなかったり、架空経費(人件費)を計上したと言われています。

そして、当初は本人も否定していましたが、後日の記者会見で誤りを認め陳謝しました。

ブログに書かれた一般の人の感想は次のようなものでした。

「勘三郎の申告漏れの記者会見にはがっかりした」
「勘三郎の人間性を疑う」
「歌舞伎俳優の第一人者ですので、他の模範となる申告をしてほしかった」

また、ブログに書かれた税理士の感想は次のようなものでした。

「経歴に傷がつくみっともない申告もれは謹んでいただくようお願い致します。」

大変厳しいものが多かったと思います。

ここで、脱税について確認しますと、
(税の考え方「脱税、租税回避と節税」を参照してください)
脱税とは、不法に税の負担を逃れることです。

日本の刑法は、意思主義をとっています。

意思主義とは、その人の意思がどうかが問題になるのです。
たとえば、被害者が亡くなった場合でも
殺す意思があれば、殺人罪であり
殺す意思がなければ傷害致死罪となり、全然罪が違うのです。

今回の場合、脱税の意思があるかどうかですが、中村勘三郎さんに、脱税の意思があるわけはないので問題ないと言えそうですが、違うのです。
本人が、当初怒っていたのは、故意でなく、なぜ申告漏れか理解できなかったからです。

脱税とは不法な行為を言うのですが、不法とは故意又は重過失の場合を言うのです。
そうすると、今回の場合、たとえ故意でなくても、その金額から言って重過失に該当すると思います。
従って、罪になりますので責任はあるのです。

今回の場合、脱税の意思がなくても重過失ですから
「それはイエローカードです」

(続きます)

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2007年09月18日

中村勘三郎脱税事件の表層1

「それはイエローカードです」

中村勘三郎さんと言えば、誰もが知っているように、日本を代表する歌舞伎役者の一人であり、歌舞伎界にとっても大切な人であるのは誰もが認めるところです。

そして、私も前から中村勘三郎さんの芸能活動を評価し応援している一人です。

その活動は皆さんもご存知だと思いますが、私はその中でも平成中村座の活動を高く評価しています。

歌舞伎座を始めとして、通常の定期公演だけをしていれば何も困ることはないのですが、それにあきたらず歌舞伎をなんとかしたいと立ち上がったのです。

遠く江戸時代、歌舞伎は娯楽の王様でした。
それが、今は人間国宝が選ばれるように国から保護を受けています。
第二次大戦後、歌舞伎は消滅の危機を迎えたこともあります。

このままではいけないと立ち上がったのです。

歌舞伎ファンの底辺を広げようと、高校生相手の歌舞伎教室にも参加していました。
そして、平成中村座に進化したのです。

今話題の、大相撲「朝青龍」の問題は、巡業をさぼったのが発端でした。
今は年六場所ですが、その場所が開かれない所を巡業で回るのです。
相撲ファンの底辺拡大の役割を果たしているのです。
その、巡業をさぼったのです。

平成中村座も同様です。
定期公演を見に行けない人のために、こちらから行くのです。
小屋を立て、そこで公演を行うのです。
定期公演の場所であれば、舞台装置などが完備されていますが、それもありません。
大道具、小道具さんを始めとする裏方さんの苦労も大変です。
私の計算では、平成中村座公演だけでは利益はでないと思います。
それでも、平成中村座を始め続けているのです。

今年も二度目のアメリカ公演を行いました。
これは大変なことですが、その内容がすごいのです。
せりふは全部英語ですので、忙しい仕事の合間を縫って特訓を受けたのは当然です。
一度目の公演では、せりふを英語でしゃべるのが精一杯だったと思います。

ここからが勘三郎さんのすごいところです。

なんと、今回は一度目の反省にたって、どうしたらアメリカ人の観客に受けるか考え、英語のジョークを勉強しせりふに取り入れたのです。
普通に、ニュースを聞いただけですと、「中村勘三郎二度目のアメリカ公演」というだけで終わってしまいます。
しかし、このように歌舞伎界のリーダーの一人としてリーダーシップをとり、人の何倍いや何十倍も努力しているのです。

今、安倍首相のリーダーシップが問題となっていますが、本当のリーダーとはこういうものではないでしょうか。
本当に頭が下がります。

物事の本質を見る、これは社長にとっても、私たち税理士にとっても大切なことです。
同じ事柄を見て、本質を見ることができるかできないかで、その判断が違ってくるのです。
時には正反対の判断をしてしまうのです。

私たち税理士も顧問先の方々から様々な相談をされますが、物事の本質を理解しないと適切なアドバイスができません。
そのために勉強するのです。

このように、良い仕事をしている中村勘三郎さんが、今回脱税問題をおこしたのです。
次回、新聞記事、ブログ記事等を紹介しますが、その内容は厳しく、勘三郎さんを全否定するものも多くありました。
今回の件は良いことではありませんが、決して「レッドカード」ではなく、
これは「イエローカード」です。

(続きます)

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2007年09月17日

生へのこだわり

「それはイエローカードです」

最近は、居酒屋のお酒のメニューもずいぶん変わりました。
昔は、日本酒、ビール、焼酎及びウィスキーなどがおもなものでしたが、ウーロンハイ、サワーなど種類も増えました。

それに伴い、他店との差別化をはかるためか、昔ならジュースを使ったサワーなど、生を提供し、お客が自分で絞って作るものが主流となりました。

近所の居酒屋に妻と行き、最初はお決まりの生ビールを頼みました。
そして、2杯目に生グレープフルーツサワーを頼んだのです。

私は、グレープフルーツサワーが好きなのですが、生グレープフルーツサワーがある店では生を頼みます。
それは、絞りたての方がおいしいからです。

それなのに、そのお店で出てきたものは、グレープフルーツが少し痛んでいました。
案の定おいしくないのです。

「生へのこだわり」のあるお客に痛んだものを出したのですから、最悪です。
きちんと対応できないのなら、いくらはやっていても生を使うべきではないのです。
ほかの店でやっているからメニューに入れる、うわべだけのマネではだめなのです。

また、近所のチェーン店の居酒屋に行った時には、こんなこともありました。

同様に、生レモンサワーを頼んだのですが、レモンが硬いのです。
恐らく、チェーン店ですから、仕入原価を下げるため規格外の物も納入させていると思います。
会社の姿勢が問題なのです。
このチェーン店は、ほかにも同様のことがあり、うまくやっていると思っているのです。

お客様は見ています、生にこだわっているお客に、痛んでいるものを出す、規格外のものを出す、
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2007年09月12日

たかが泡されど泡

「それはイエローカードです」

私は妻とよく近所の飲み屋に飲みに行きますが、これはその時の話です。

新聞のチラシで、近所で居酒屋がオープンしたことを知り早速飲みに行きましたが、新規開店のお店の割には混んでいました。
これは、よくあるのですが、近所に出来たお店がどんな店か一度行ってみようという客が多いのです。

新規オープンのお店は、知り合いの女性が手伝いに来ていました。なぜ、わかったかと言うと、私は何を手伝えばいいのかと、店の主人らしき人に指示を仰いでいたからです。

ここからが問題なのです。
なんと、その女性に生ビールの注ぎ方を教え任せたのです。

そして、運が悪いことに私たちが注文した生ビールをその女性が注ぎ持って来たのです。
持って来た当初は、グラスの上のふちまで泡がありましたが、時間が経つと泡はグラスの真ん中位に減ったのです。
ビールはグラスの半分しかなかったのです。

経験のある人はお分かりだと思いますが、ビールを注ぐのは意外に難しく、経験豊富な人が担当する仕事です。
ビール会社の経営するビヤホールなどは、名人と呼ばれる人が担当するほど、難しいのです。
名人が注いだ生ビールは泡が細かくマッチ棒が立つ程です。

いくら忙しからと言って、素人に生ビールを担当させることで、このお店の姿勢が分るのです。
私たちは、すぐにこのお店を後にしたのは言うまでもありません。

「たかが泡されど泡」本当に怖いのです。

素人に生ビールを担当させること、「それはイエローカードです」

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