「それはイエローカードです」
中村勘三郎さんの修正申告の内容は衣裳費の否認でした。
当然に、税務調査には税理士も立ち会っていると思います。
私も顧問先の会社の税務調査には立ち会いますが、できるだけ私が会社に代わって答えるようにしています。
そのために、その業界のことを勉強するし、理解することにより間違いも防げるのです。
最近私は、芸能人の衣裳費の個人使用割合を減らし、事業使用割合を多く見てもいいのではないかと考えるようになりました。
政治家に対してよく公人という言葉を使います。
公人だからプライバシーはないと言われます。
私も経験があるのですが、芸能人とホテルのラウンジで打合せをしたときは、まわりの人がこちらをチラチラ見ていました。
常に見られているのです。
まさに芸能人も政治家と同じです。
また、常に見られているので、たとえ私服といえども変な恰好はできないのです。
テレビ番組で、出演者の私服がトータルでいくらというコーナーまであるのです。
どんな車に乗っているか、どんな時計をしているか、どんなバッグを持っているか等々、常に見られているので公私の区別がないのです。
仕事の衣裳にしても、前にどの番組で同じものを着用していたとか言われる場合もあるので、何回も着用できないのです。
本当に芸能人もつらいのです。
以上のことを考えると、公私の区別がないのですから個人使用分を少なくしても良いのではないかと考えるようになったのです。
会社の経理処理が同じでも、その業界に対する税理士の理解度による説明の仕方で結果が違ったかも知れないのです。
今回、確かに中村勘三郎さんは修正申告をしました。
そして、故意でなくても重過失ですのでその責任は免れません。
しかし、歌舞伎界のリーダーの一人としての芸能活動を見るに称賛に値すると思うのです。
当事者でないので本当のところは分かりませんが、この件に対する世間の見方があまりに一方的なので、違う見方もあるということで、これを書かせて頂きました。
ですから、今後の活躍に期待して中村勘三郎さんは、
「レッドカードではなくイエローカードなのです。」
(お願い)
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2007年09月28日
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