日本振興銀行が破綻しました。
日本振興銀行と言えば、中小企業向け融資(無担保・無保証)を事業目的にしており、中小企業融資のビジネスモデルを確立できるか注目していましたが、出来ませんでした。
2004年4月の設立ですから、6年余りの営業での行き詰まりです。
新銀行東京(業務開始は2005年4月)、日本振興銀行と中小企業金融の新しい形を目指しましたが、残念ながら挫折したと言っても良いでしょう。
普通の銀行よりは貸出金利は高いのですが、実際には貸倒が多く、融資を増やせなかったのが現実です。
現に、日本振興銀行の貸出金総額の7割強(2837億円、09年12月末)は大口融資先で、1社平均約30億円に上る。(日本経済新聞9月10日の記事)
中小企業と言うよりは、資金繰りに苦しんでいて、多少金利が高くても融資を受けたいと言う中堅企業が融資先に多いようです。
中小企業に対する貸し渋りが問題になってからの、営業ですから期待もしていたのですが、残念でした。
本来は、メガバンクをはじめとする銀行が融資をすれば、中小企業の資金繰りは問題にならないのですが、実際には、長期にわたる景気低迷により中小企業の業績はよくありません。
そうしますと、保証協会などの保証が付けば融資出来ますが、そうでなければ融資出来ないのが現実なのです。
中小企業としては、実際に貸し出しを受けられませんと資金繰りに困まることになります。
貸出金利と言うのは貸出リスクで決まる面もありますから、短期の資金であれば、中小企業が高い金利で借りることも否定はしません。
ですから、普通銀行などの低金利の融資と、リスクがある企業に対する高金利の融資があっても良いのです。
ただ、現実は利息制限法で認められている最高利息である年利15%で貸し出しても、倒産が多く採算が合わないのです。
今までは、短期のつなぎ資金としてサラ金、クレジットなどを利用した中小企業の経営者もいましたが、低利の融資を受けられないと、闇金に行くしかないような状況です。
中小企業は売上減少、利益率低下に苦しんでいます。
まさに、デフレ経済が直撃しているのです。
このブログでも書きましたが、いまの状況が普通であると考えるしかない現実。
現状を打破するには、成長戦略しかない。
みんなで考えましょう。
私は、日本の復活を信じています。
この経済不況をオールジャパンで乗り越えましょう。
そのためにみんなで知恵を出しましょう。
「がんばれ日本」
日本の元気は、中小企業、地方の活性化から!
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2010年09月10日
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