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2009年06月22日

三沢光晴に中小企業の社長の悲哀を見た

日本を代表するプロレスラーである三沢光晴が、6月13日に試合中の不慮の事故で亡くなって一週間が過ぎました。

ネットで様々な記事を見て、ノアというプロレス団体の社長でもあった三沢光晴の、中小企業の経営者としての苦悩を知りました。

次の記事のタイトルが、三沢光晴の立場をよく表していると思います。

三沢光晴〜人望厚き「闘う社長」、リングに散る

プロレスといえばテレビ中継の花形でした。

テレビ創成期に力道山の活躍を街頭テレビで見た人も多く、プロレスのテレビ普及に果たした役割は大きなものがありました。

そのプロレス中継がゴールデンタイムから消えて久しいのですが、今春のテレビ番組改編で、深夜に放映されていた三沢光晴率いるノアのテレビ中継が打ち切りになりました。

その結果、ノアは多額の放映権料がなくなり資金繰りに苦慮していたことが伝えられています。

ご存知のように、テレビ局も未曾有の経済危機の中、赤字経営に転落しその将来像が描けないでいます。

民間企業として、視聴率の取れない番組はスポンサーがつきませんから、打ち切りは苦渋の決断だったのだと思います。

三沢光晴はもともと、ジャイアント馬場率いる全日本プロレスのスター選手でした。

ジャイアント馬場の死後、全日本プロレスはその運営方法を巡って分裂し、そのほとんどの選手が三沢光晴についてきたのです。

そして、その結果がノアの設立、三沢光晴の社長就任なのです。

私は、ここから三沢光晴の苦悩が始まったと思っています。
(良い悪いではありませんので、誤解のないようにお願いいたします。)

全日本プロレス時代の選手の待遇に問題があり、それが新団体設立に向かったとの話しもあります。

私たちが新会社を設立することを考えますと、最初は少数精鋭で行きたいと思うはずです。

そして、落ち着いてきたら少しずつ拡大を考えたい。

ところが、ほとんどの選手が三沢光晴を慕いついて来たのです。

人として、その中から新会社に受け入れる人を選ぶことができなかったのだと思います。

そして、前の所属団体では待遇に不満があったのですから、なんとか待遇面でも考えてあげたい。

これでは、スタートから重荷を抱えていたのではないでしょうか。
(気持ちがよくわかるので、結果はどうあれ理解したいと思います。)

大なり小なり、どの経営者も理想と現実のはざまで苦しんでいます。

三沢光晴は、スター選手であると共に、社長でもあるわけですから営業や資金繰りも考えるわけです。

スター選手は、興行の花ですから、たとえ怪我をしていても休めません。
まして、社長でもあるわけですから、頑張ります。

営業で時間を取られれば、トレーニングをする時間が取れません。

なれない、資金繰りもしなれればなりません。

まさに、中小企業の社長そのものです。

そして、その人生は、

『三沢光晴〜人望厚き「闘う社長」、リングに散る』

という言葉がふさわしいのではないでしょうか。

三沢光晴社長のご冥福を心からお祈りいたします。

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posted by 森 大志 at 08:15 | Comment(0) | TrackBack(2) | がんばれ社長
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