餃子の王将(王将フードサービス)の業績が順調です。
5月の既存店売上高は20%増でした。
いま、外食産業は強烈な価格競争に突入しており、ファミリーレストランなどは、今までのメニューを大幅に入れ替え、大胆にメニュー価格を下げ、集客に力を入れています。
業界のトップであった「すかいらーく」も、業績不振から低価格戦略に舵を切り、順次「ガスト」に転換する方針です。
景気悪化に伴い、可処分所得が増えるどころか減少しており、消費者の価格に対する意識は敏感になっています。
その結果、外食店の価格が割高に感じられるようになったと思っています。
大手外食チェーンに共通するのは、セントラルキッチンで合理化し、低価格で提供しても利益が出るように工夫していることです。
しかし、そのことはハンバーグなどセントラルキッチンで調理することに向く商品が増え、どの外食チェーンでも、同様なメニューが増えています。
餃子の王将もごたぶんにもれず、セントラルキッチンで調理したものを提供していました。
それも、お客様から見えないところで調理していたのです。
セントラルキッチンで作った商品を、暖めたり炒めたりしていたのを知られたくなかったからです。
その結果が、失客による売り上げ減少でした。
飲食は本当に分かりやすいのですが、おいしくないので失客したのです。
そこで、現社長の大東隆行氏はセントラルキッチン方式をやめ、店舗で調理する方式に変えました。
そして、オープンキッチンにして、調理しているところを、お客様から見えるようにしたのです。
当然に、お店ですべて調理しているのでおいしくなりました。
ここに、私は中小企業の生きる道があると思っています。
大手はどこもセントラルキッチンで半加工し、最終的にお店で手を加えて、お客様に提供しています。
セントラルキッチンで大量に作りますから、コスト削減効果も大きいわけです。
そのような大手企業と中小零細企業が、コストの競争をしても勝てません。
今は、大変価格競争が厳しいのですが、やはり味で勝負する(ひと手間かける)、できたてを提供するなど大手ができないきめ細かいサービスで対抗するしかありません。
餃子の王将は飲食の世界では大企業だという声もでそうですが、今回の対応ができたのも、中華料理(宴会料理ではない)の特性もあると思っています。
中華鍋を使い、強火で手早く調理する料理が多いのですから、お店ですべて調理しても、調理時間は短いのです。
飲食店と言っても、その料理内容、調理時間は違います。
その実体をよく分析し、よいところは真似をして自社の改善、改良に役立てたいと思います。
ますます経済環境は厳しくなっていますが、皆様の健闘をお祈りいたします。
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2009年06月05日
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餃子 レシピ
Excerpt: 餃子のレシピって本当に様々なものがあります。餃子の焼き方や作り方など餃子のレシピに関する情報をお届けします。餃子のレシピで料理に幅を広げましょう!
Weblog: 餃子 レシピ
Tracked: 2009-06-08 11:20
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興味をひかれる記事が多くゆっくりと
読まさせていただきます。
王将さんは、関西では大衆のハートを
ぎゅっとつかんでおられいつも盛況です。
倒産しかけた時、店によって餃子の焼き加減の上手下手が大きかったように
思います。汚い陰気な店も最近は見かけなくなり、平均して繁盛店が増えたのではないでしょうか?
首都圏ではまだ店舗が少ないですが、
必ず受け入れられる味・サービスだと
確信してます。
これからの記事も楽しみにしております。
コメントありがとうございました。
厳しい経済情勢の中、繁盛しているお店もあります。
王将は数少ないそんなお店の一つです。
どうして繁盛しているのか、よいところは真似をして、売上を増やしたい。
そんな気持ちで記事を書きました。
今後ともよろしくお願いいたします。
しかも人材育成もやっているから技術継承も困ることないですね。
コメントありがとうございました。
手頃な値段で、気軽にお腹一杯食べられる。
庶民にとって王将は、とてもありがたいお店ですね。
今後ともよろしくお願いいたします。