岩手・宮城内陸地震から一週間たちましたが、岩手県内の旅館・ホテルの宿泊キャンセルが約2万人になるそうです。
時事通信(6月22日)によりますと「岩手県内の旅館やホテル業者で組織する観光団体が約350施設を対象に調査したところ、20日午前の段階で、延べ1万9000人を超える客からキャンセルの連絡が寄せられた。」
私は、日本の発展のためには「地方」、「中小企業」の発展が必要だと考えています。
その地方の発展のため、地方によっては観光産業が大きなウエイトを占めているので、その一つとして温泉旅館の再生が必要だと考えています。
そんな中、時事通信の記事を見て大変心配しています。
実際に地震で大きな被害を受けた所、余震の影響のある所の宿やホテルがキャンセルされるのなら分かります。
しかし、過去に大きな地震のあった時も風評被害により、実際は地震の影響がほとんどない所でもキャンセルが多くありました。
今回のキャンセルの多さから、同様に、ほとんど影響のない地域のキャンセルも多いと思われます。
これから、書き入れ時の夏休みを迎えます。
先手先手で、これからのキャンセルを防がなければなりません。
私は、風評被害を食い止めるには徹底した情報公開しかないと思います。
宮崎県の東国原知事、大阪府の橋下知事がテレビなどのマスコミを利用して、上手く自県(府)の宣伝をしているのは周知の通りです。
岩手県も同様にもっとアピールしても良いのではないでしょうか。
過去の例でも、このような地震があった場合同様のキャンセルがあったことは、新潟県中越地震の時を考えれば明らかです。
早めに手を打たないとキャンセルがキャンセルを呼ぶことになります。
岩手県庁のホームページを見ますと、
「岩手県・宮城内陸地震に伴う観光情報・岩手県内陸南部の一部以外の観光地への旅行には支障がありません。」とあり、リンク先には「岩手・宮城内陸地震による観光施設等の営業状況(岩手県内)」の情報があります。
そして、市町村ごとの施設名が書いてあり、「休業中、道路通行止め」、「営業再開しました」と「復旧の目処等」の情報があります。
道路等の情報では、道路通行止等の路線名、通行止め区間等が分かるようになっています。
しかし、これでは地元の人は理解できても、他県の人(観光客)が理解できるとは思えません。
「岩手県内陸南部の一部以外の観光地への旅行には支障がありません。」と言われても、わかりませんし、これを見て旅行の予約をすると思えません。
私ならこの場合、花巻温泉等の有名温泉地がどうだったか紹介します。
まず、地震の影響はどうか、余震はあるのか等々。
そして、その温泉地に行くにはどうしたらよいか。
「東京方面からだとこういうルートで、仙台方面からだとこういうルートで行く事ができます。」と情報を発信します。
車で行く人はナビの情報で行く事が多いのですが、道路の通行止め情報だけでは、ナビで行く人に対応していません。
実際に旅行に行く人を想定して考えてください。
地震の事後処理で大変なのは分かりますが、残念ながら、岩手県庁のホームページだけでは、観光客のキャンセルを減らすことは出来ないと思います。
マスコミの方々の協力を依頼して、もっとアピールしてください。
そして、皆様には、
「岩手・宮城内陸地震に対して冷静な対応をお願いいたします」
(お願い)
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2008年06月23日
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