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2008年05月19日

日本の「南米か」が進んでいます

私は、後期高齢者医療制度の導入とそれに伴う混乱は、日本の「南米か」に拍車をかけたと思っています。

日本の「南米か」とは、私が前にこのブログで心配していたことです.

「南米は、貧困層が国の過半数を超えるわけですから、その人達に支持された政権は、目先の政策に重点をおきます。
現実に日本も同様になりつつあるのです。」
税理士森大志のひとりごと「日本の南米か?」参照)

今回の後期高齢者医療制度のどたばたを見ていますと、その場しのぎの人気取りの政策しかできなくなるということです

最初の政府の説明では、内容を理解していただければ分ってもらえるというような楽観的なものでした。

ほとんどの人は今までより保険料が安くなると言うような説明さえあったのです。

しかし、現実には県や市町村の補助がなくなり保険料が今までより増える人が多いことが分かりました。

負担を増やしたいから新制度を導入したのに、安くなる人が多いという説明ではいけないと思います。

「申し訳ありませんが、負担が増えます。ただし、生活に困っている人たちに対する配慮はします。」と言わなければいけないのです。

年間1人当たり2万円、100万人の保険料を減額するとすれば200億円です。

道路特定財源の約3兆3千億円(今年度予算)と比べれば何とかなる金額です。

人口の高齢化により社会保障費の増加は避けて通れません。

ですから、ほとんどの人たちはある程度負担が増えることは理解しています。

ただ、その前提は徹底した税金の無駄づかいの解消が必要なのは言うまでもありません。

政府を会社に例えれば赤字会社ではないでしょうか。

そうであれば、私たちのような中小企業ではもっと多くの給与カットが行われますし、ボーナスは出ません。

政府が出資したりそな銀行の例では、大幅な給与カットが行われました。

個人的に話をすると国、都道府県や市町村と取引した経験のある人は、すごく無駄遣いが多いと言います。

しかし、仕事に絡むので表立って言う人はいません。

本当に国の将来を憂い真剣に国の将来を考えるのであれば、このままでいいはずがありません。

「消費税率をあげなければいけない」と意見を言う人がいますが、無駄遣いをこのままにして上げることは絶対に無理です。

それどころか、「日本の南米か」が進んでいるので、より負担の増える政策はなにも出来なくなります。

現に5月17日に、福田首相と公明党の太田代表が会談し基礎年金受給者の保険料の軽減で意見が一致したとの報道がありました。(軽減することには賛成ですが、追い込まれて政策を変更することは疑問です。最初から、決めるべきです。)

本当にこのままで良いのでしょうか。

私は心配しています。

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posted by 森 大志 at 08:31| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
森先生
はじめまして。失礼ながら、匿名希望の「みや」です。
為になるブログ、楽しみました。

ほんとに国の税金の使い方は、民間企業では考えられませんね。

国民年金の全額税方式も、貧困者と富裕層の格差は広がる上に、一番得するのは「国」と思います。

事業主である国が負担していた、公務員の基礎年金分の社会保険料額は、丸々国の得になるのではないでしょうか。
国は、消費税を納付していないのでは?
「負担が減った社会保険料−増えた消費税=大幅プラス」。
これなら、国は大儲けです!試算を公表して欲しいものです。

あと、社会保険料の軽減の大きい、一部の企業も得をすると思います。


消費税を納付しなくてもよい企業もあるのに、非課税所得者は消費税を払わなければなりません。

企業と個人への、この差は?

誰のための、改革でしょうか。



それに比べ、橋本大阪府知事の姿勢に好感が持てます。
大阪府職員、様々な団体から責められながらも、府の借金を減らそうとする姿勢。
誰にも媚びず、やるべきことをやっています。
今は責められても、後々、名知事と呼ばれるのではないでしょうか。


日本という国家が、この先、どうなるのか不安です。
弱者にも優しい、精神の豊かな国家への道のりは遠いようです。
Posted by みや at 2008年05月22日 03:15
みや様

コメントありがとうございました。

色々な考えの人がいて、手間はかかりますが、みんなで決めるのが民主主義だと思っています。

そのためには、徹底した情報公開が必要です。

そして、社会保障にいくら、道路にいくらと優先順位を決めるのが政治です。

その政治家を決めるのが私たち有権者です。

消費税のアップは避けられないと思いますが、簡単には認めたくありません。

みんなで考えましょう。
Posted by 森 大志 at 2008年05月22日 09:53
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