5月20日の日本経済新聞の記事で、政府が中小企業の公的信用保証を段階的に縮小する検討に入ったとある。
なぜ、この時期に検討するのか。
記事の中で、信用保証は財政収支が悪化しておりと説明されているが、日本の貿易収支では赤字が縮小しただけで、収支が改善と言う。
それなのに、財政収支が悪化とは何を言うのか。
具体的に日本政策金融金庫の中小企業信用保険の数字を見てみよう。
平成23年度の収支は、3979億13百万円の赤字である。
それが、平成24年度は3492億34百万円、平成25年度は2766億33百万円の赤字と、赤字額が縮小している。
そして、平成24年度は、責任共有負担金収入が196億21百万円、平成25年度は177億63百万円と、融資した金融機関からの収入もある。
実際には収支が改善している。
中小企業に対して、もう少し温かい目で見れないだろうか。
私の関与している会社でも、まじめに借り入れの返済をしているが、なかなか収益の改善が進まずに苦労している会社も多い。
そんな会社は、借入返済分だけ資金繰りが悪化して、返済分の再借入で息をついている。
今回のニュースは、そんな会社の再借入の道を難しくする恐れがある。
現に、ある銀行の支店長と話をしても、責任共有制度の2割負担もばかにならないという話だ。
4月から消費税が8%になり、来年は10%になるかもしれないという、この時期に本当に公的信用保証を段階的に縮小するのだろうか。
もし実行したら中小企業の倒産が増えるだろう。
至れり尽くせりの大企業と中小企業。
本当に、これでいいのでしょうか。
私は、日本の復活を信じています。
この危機をオールジャパンで乗り越えましょう。
そのためにみんなで知恵を出しましょう。
「がんばれ日本」
日本の元気は、中小企業、地方の活性化から!
2014年05月23日
2014年05月12日
経済は感情で動く、でも感情で動けない人も多い!
経済は感情で動くと言います。
ですから、東京オリンピックなどのイベントは経済効果が大きいと言われます。
特に、世界的なイベントは盛り上がりますから財布のひもも緩みます。
4月1日から消費税が8%になり、その後の日本経済の反動減は想定内と言われます。
何事も前向きな判断が多いと感じます。
悪い記事は、マスコミもできるだけ取り上げないような風潮があります。
確かに、消費税増税後の日本は反動減も少ないです。
でもそれは、様々な対応を考えているからです。
国は、2013年度の補正予算5.5兆円を成立させ、2014年度予算も前倒しの執行を行っています。
これで景気が上向かない方がおかしいです。
景気を上向けさせるために借金をしていますから、5月9日に財務省が発表した2013年度末の国の借金は1024兆9568億円になりました。
今後も国の借金は増え続け、2014年度末には1143兆円を超えるそうです。
危機的な状況に変わりはありません。
また、円安になれば輸出が増えると言われましたが、実際は円安による為替差益はあっても、輸出数量は増えていません。
アベノミクスで景気が良くなったと言われますが、その中で良く売れたのは外国製の時計や、自動車、ブランド品です。
株価の上昇で得た利益で購入したのは、高くても魅力的な外国製品なのです。
本来は、日本の商品も円高でも売れる魅力的商品でないといけないのです。
それなのに、円安でも輸出数量が増えないと言うこと軽く考えているようです。
新興国経済が良くない、これから輸出数量が増える、そして、地産地消が進んでいるからとか自分たちに都合の良い楽観的な話ばかりです。
円安になれば輸出が増えると言ったのは誰でしょうか。
円安で燃料費、海外ブランド品などの支払いが増えています。
また、経済は感情で動くと言いますが、忘れてはいけないことがあります。
非正規社員、生活保護世帯、中小企業金融円滑化法の適用を受けていた企業や個人等々、生活に余裕のない多くの方々がいると言うことです。
このような方々は、感情では動きません。
いや、買いたくても動けないのです。
GDPの約6割は個人消費ですから、大きな影響があります。
本当に反動減が夏ごろから戻るのか。
逆に物価上昇の影響がボデーブローのように効いてくるのか。
予断を許さないような気がします。
過去の景気対策のように、公共事業が終ったら景気が悪くならないように、単なるバラマキでない、きめの細かい政策が必要です。
私は、日本の復活を信じています。
この危機をオールジャパンで乗り越えましょう。
そのためにみんなで知恵を出しましょう。
「がんばれ日本」
日本の元気は、中小企業、地方の活性化から!
ですから、東京オリンピックなどのイベントは経済効果が大きいと言われます。
特に、世界的なイベントは盛り上がりますから財布のひもも緩みます。
4月1日から消費税が8%になり、その後の日本経済の反動減は想定内と言われます。
何事も前向きな判断が多いと感じます。
悪い記事は、マスコミもできるだけ取り上げないような風潮があります。
確かに、消費税増税後の日本は反動減も少ないです。
でもそれは、様々な対応を考えているからです。
国は、2013年度の補正予算5.5兆円を成立させ、2014年度予算も前倒しの執行を行っています。
これで景気が上向かない方がおかしいです。
景気を上向けさせるために借金をしていますから、5月9日に財務省が発表した2013年度末の国の借金は1024兆9568億円になりました。
今後も国の借金は増え続け、2014年度末には1143兆円を超えるそうです。
危機的な状況に変わりはありません。
また、円安になれば輸出が増えると言われましたが、実際は円安による為替差益はあっても、輸出数量は増えていません。
アベノミクスで景気が良くなったと言われますが、その中で良く売れたのは外国製の時計や、自動車、ブランド品です。
株価の上昇で得た利益で購入したのは、高くても魅力的な外国製品なのです。
本来は、日本の商品も円高でも売れる魅力的商品でないといけないのです。
それなのに、円安でも輸出数量が増えないと言うこと軽く考えているようです。
新興国経済が良くない、これから輸出数量が増える、そして、地産地消が進んでいるからとか自分たちに都合の良い楽観的な話ばかりです。
円安になれば輸出が増えると言ったのは誰でしょうか。
円安で燃料費、海外ブランド品などの支払いが増えています。
また、経済は感情で動くと言いますが、忘れてはいけないことがあります。
非正規社員、生活保護世帯、中小企業金融円滑化法の適用を受けていた企業や個人等々、生活に余裕のない多くの方々がいると言うことです。
このような方々は、感情では動きません。
いや、買いたくても動けないのです。
GDPの約6割は個人消費ですから、大きな影響があります。
本当に反動減が夏ごろから戻るのか。
逆に物価上昇の影響がボデーブローのように効いてくるのか。
予断を許さないような気がします。
過去の景気対策のように、公共事業が終ったら景気が悪くならないように、単なるバラマキでない、きめの細かい政策が必要です。
私は、日本の復活を信じています。
この危機をオールジャパンで乗り越えましょう。
そのためにみんなで知恵を出しましょう。
「がんばれ日本」
日本の元気は、中小企業、地方の活性化から!