来年4月1日からの消費税増税が確定している。
ただ、増税の影響を緩和するために5兆円超を使うという。
消費税が上がる前提で日本経済が動いているので、増税の緩和策は当然だろう。
だから、増税して、その影響を最小限にするのは理解できる。
でも、増税を緩和する内容が大企業重視だと感じる。
確かに高度成長期の日本では、大企業の業績が良くなれば、その恩恵は下請けの中小企業にも及んだ。
でも、今はどうだろうか。
原価低減、経費削減で利益を出している大企業は、利益が出ても下請け代金を上げることはない。
利益構造が違うのである。
そんな企業が大幅な賃上げに動くとは思えない。
多少の賃上げがあっても、これからの物価上昇、社会保険料の負担増、そして消費税の増税で帳消しになるかもしれない。
電気代、ガス代の値上げの影響も無視できない。
いまやGDPの6割は個人消費と言われる。
その個人消費が落ち込んだら、その影響は大きい。
景気対策と言うと、すぐに住宅や自動車が取り上げられる。
すそ野の広い産業だから、即効性があるからだろう。
でも、リーマンショック後の景気対策でこれまでも補助金や減税が行われている。
エコポイントの時の薄型テレビでもあったが、需要の先食いでは反動が怖い。
私は、消費税増税後に個人消費が落ちると心配している。
日本の産業構造もサービス業のウエート増えている。
円安がプラスの産業ばかりではないのだ。
消費税の価格転嫁が出来ても売上が落ちれば、厳しい価格競争が始まる。
中小企業に対するきめの細かい対策を望むのは、私だけではないだろう。
日本の再生のためにみんなで考えましょう。
私は、日本の復活を信じています。
この危機をオールジャパンで乗り越えましょう。
そのためにみんなで知恵を出しましょう。
「がんばれ日本」
日本の元気は、中小企業、地方の活性化から!