日本は技術力があると言われますし、そう思っている人も多いと感じます。
この技術力があると言うのは、どういう意味なのでしょうか。
技術力があることは、間違いなく良いことですばらしいことです。
技術力があることで、高性能の製品を作れるのですから当たり前のことです。
最近の「日本は技術力がある」ということばを聞くときに私が感じるのは、新興国の追い上げに対して、日本は技術力があるので負ける訳はないという想いです。
先日、ヨーロッパの家電見本市のことがテレビで放映されましたが、日本メーカーの主力新製品は、3Dテレビでした。
そして、韓国メーカーはTETテレビが主力なのです。
私は、3Dテレビと聞いて?でした。
3Dテレビを望んでる視聴者が、どれだけいるのでしょうか。
確かに3Dテレビは、立体映像なので迫力があると思います。
その迫力が必要なテレビ番組(ソフト)は、どれだけあるのでしょうか。
3Dテレビの評価をした人が、どれだけソフトを供給できるかが
肝心だと書いていました。
なにか本末転倒のような話しです。
ソフトを制作する人たちから、3Dがほしいと言う声が上がり開発したのではないと思います。
技術が進化した延長線でこういうことも出来るということで、開発したと思います。
技術者が自分の技術を磨き、その中で開発した製品ではないかと思うのです。
見本市で日本メーカーの現地責任者が良い物は売れると3Dテレビのことを言っていました。
私はそのことばを聞いて、がっかりしたのです。
なにか腕のいい板前さんが、この味が分からないのはおかしいと言っているのと同じだと思ったのです。
良いか悪いかを評価するのは消費者です。
腕がいい、技術があると思うのは、自分たちが中心で、それが分からないのはおかしいと考えているからです。
ですから、いいものは高くてもいいんだと勘違いするのです。
テレビにしても、技術の進歩によりアナログテレビでも美しい画面なので、充分だと思っています。
それなのにデジタルテレビに変更するのは、使用電波帯の有効利用をするために、仕方なく移行するのではないのでしょうか。
今までのアナログテレビで不便だと言う人はいないと思います。
また、先日は敬老の日でしたが、日本の人口に締める65歳以上の人の割合は増えています。
そのことを考えても、3Dテレビの需要はそんなに多くないのではないでしょうか。
3Dテレビを量産できるのは、技術力のある日本メーカーだけかもしれませんが、私は心配しています。
ソニーがPS3を最初に出したときと、同じように思うのです。
性能が良いので高いのは当たり前で、高くても売れると勘違いをしたときと。
一部のマニアの要求と、マスである一般大衆の要求は違います。
任天堂の躍進を見ても、ハードだけでなくソフトとの融合が大切だと思います。
私は、日本の復活を信じています。
この経済不況をオールジャパンで乗り越えましょう。
そのためにみんなで知恵を出しましょう。
「がんばれ日本」
日本の元気は、中小企業、地方の活性化から!
(お願い)
励みになりますので、
「人気ブログランキング」(←ここです。)をクリックしていただけると幸いです。人気ブログランキングのページへ行きますと当ブログにポイントが付きます。
また、税理士森大志が書いていますリンク集「税理士森大志の税の考え方」及び「税理士森大志の時代の流れを読む」も併せて読んでいただけると幸いです。
クリックすると、そのページに行きます。
このブログは、東京都豊島区池袋から発信しています。
お問い合わせは、森大志税理士事務所
mori@morikeieizeimu-c.netまでお気軽に!
起業戦略は「税理士森大志の起業戦略塾」!!