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2009年06月23日

「けしからん」では解決になりません・問題の本質はグローバル経済の発達!

あるファミリーレストランの店長が過労死したことで、かなりの批判がありました。

死者が出たのですから当たり前ですが、「けしからん」ということで取り締まるだけでは解決できない問題を含んでいます。

店長が過労死するほどこき使っていたので、ファミリーレストランチェーンが儲かっていたかというと、会社の業績は良くないのです。

この会社は、過去において高収益をあげていたのですが、そのビジネスモデルも過去のものになっていました。

そして、最近ではメニューを全面改定し低価格メニューを増やし、弁当の宅配も始めていますが、会社の再建がうまく行くかは予断を許しません。

また、最近の派遣切り問題で、派遣切りは「けしからん」と言うことで、製造業への派遣を禁止するだけでは、同様に問題の解決にはなりません。

製造業への派遣を禁止すれば、そこで働いていた人たちの失業問題も絡んでくるからです。

製造業に対する派遣が禁止されれば、正(正規)社員で雇用するということにはなりません。

正社員で雇用すると採算が取れないので、派遣社員などの非正規社員で間に合わせているというのが現実なのです。

特に、製造業では「地産地消」の動きもあり、大手企業は海外の消費国に工場をシフトする動きが加速しそうです。

そうしますと、派遣社員だけでなく、正社員の雇用までもが危うくなることも十分予想されます。

そして、正社員として雇用が守られても過労自殺、うつ病などが多い現実は何も改善されていないのです。

よく正社員と非正規社員というくくりで議論されますが、恵まれているという正社員でも大変なのです。

また、同一労働同一賃金でなければおかしいので、是正すべきであるという意見があります。

日本国内だけで考えれば確かにその通りだと思いますが、グローバル経済の世界では、同一労働の場合、賃金の低いところに合わせることになります。

そうでなければ、国際競争力がなくなります。

ですから、大手企業は海外の消費国(これからの市場である新興国)に工場をシフトする動きが加速しそうなのです。(消費国の方が人件費が圧倒的に安いので)

日本国内に工場がなくなれば、いま問題になっている正社員と非正規社員の待遇、雇用問題自体が、空しいものになるかもしれないのです。

このグローバル経済の発達が、日本経済に影響を与えているのです。

そうしますと、いま低賃金で働いている人たちの待遇改善は簡単ではないのです。(最低賃金がなかなか上げられないのはそのためです。)

現実的に考えますと、衣食住について生活しやすい仕組みを考えるほかはありません。

衣は、ユニクロ、しまむらなどの低価格衣料が充実しています。

食は、消費税の非課税を考える必要があります。
減反をやめれば、米の価格が下がるという試算もあるようですが、減反をやめて農家に補助金を出す場合の検討などあらゆることを考えたい。

住は、居住用の家賃は消費税は非課税ですが、低家賃の公営住宅の拡充が望まれます。

収入が少なければ、その収入で暮らしていけるように考えるしかないのです。

いずれにしても、大手製造業の「地産地消」の動き(工場が海外移転する)を軽視してはいけないと思います。

私は、日本の復活を信じています。

この経済不況をオールジャパンで乗り越えましょう。

そのためにみんなで知恵を出しましょう。

「がんばれ日本」

日本の元気は、中小企業、地方の活性化から!

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posted by 森 大志 at 08:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | がんばれ日本