記事を検索しやすいように目次作成しました。記事目次(←をクリックしてください。) 税理士森大志のマスコミ掲載・執筆・ありがとうございました。

2009年04月16日

複合不況・買いたいものがありません!

今回の世界的な不況は、一般的にはサブプライムローン問題によるリーマンショックに起因していると理解されています。

確かにそれが一つの要因であるのは間違いありませんが、私はそれだけでなく様々な要素が絡み合って、今回の不況になったと思っています。

ですから、今回の不況はそういう意味で『複合不況』だと思っています。

このブログでも、『消費不況・ヤマダ電機の戦略1』で説明しましたが、家電量販店で販売している商品が売れなくなっています。

2月15日の日本経済新聞「そこが知りたい」でヤマダ電機山田昇会長のインタビュー記事が載っています。

今まで家電量販店の躍進を支えていた薄型テレビ、携帯電話、デジタルカメラ、パソコンの売上が停滞しています。

記事によりますと、「成長が続いてきた家電量販店に異変が起きている。けん引役のデジタル家電需要が伸び悩み、価格下落に歯止めがかからない。各社の業績は急速に悪化し、最大手のヤマダ電機も二〇〇九年三月期の連結純利益が六期ぶりの減少となる見通し。」

薄型テレビは、去年北京オリンピックがあったにも関わらず、思ったように需要が伸びませんでした。
そのため、家電各社の在庫が急増し、年末にはアメリカ、日本において価格が急落し、家電量販店も価格競争を強いられていますので、利益率が落ちていると思われます。

携帯電話は総務省の指導による販売方法の変更により、今までのように新規契約時にただ同然で販売することが減りました。

その結果、新機種に変更する機種変更に今までより費用がかかることもあり、買い替え需要が盛り上がりませんでした。

そして、デジタルカメラですが、今までは画素数の増加により、画質のよさをアピールして新機種を売って来ましたが、700万画素を越えたころから、画質的には十分なものであり、差別化が難しくなっています。

今までかなりの台数を販売してきたこと、携帯電話のカメラの画素数の増加による高機能化などにより需要が頭打ちになっています。

それから、パソコンですが、台湾メーカーが主導した携帯に便利な低価格小型ミニパソコンが人気になっており、既存のノートパソコンの販売に影響が出ています。

このように、今までの売れ筋商品の売上が停滞しています。

売上停滞の原因と今の不況を考えますと、次の大型商品が出てくるまで、販売価格の低下もあり家電量販店が売上を伸ばすのは難しいと思われます。

時代のニーズにマッチした省エネ家電なども、節約できる電気代を考えますとお勧めですが、まだ力不足です。


家電量販店で販売している薄型テレビ、携帯電話、デジタルカメラ、パソコンは成熟商品で、ほとんどの人が所有しており、これからは爆発的に売れることはなく、買い替え需要が中心になります。

テレビでデジタル放送の案内をいくら流しても、アナログテレビの機能で十分という人も多いのが現実なのです。

そのような現実を理解して商品戦略、販売戦略を立てませんと商品は売れません。

よく、ユニクロの戦略が特集されますが、ほとんどの日本人はタンスのこやしと言われるくらい衣料品を持っています。

それなのに、ほかのメーカーが苦戦しているのにユニクロは売上を伸ばしています。

ユニクロはヒートテックをはじめとする新素材、新機能商品の開発で違いを出しています。

ただ、商品が売れないと嘆くのではなく、現状を正しく理解することから始めないといけないのです。

いま追加経済対策が練られていますが、目先の需要は喚起(いまの急激な景気落ち込みの現状では必要な政策だと思っています)できても将来的な需要に結びつくか分かりません。

いまは冷静に自社の分析を行い、将来戦略を立てることが大切です。

私は、日本の復活を信じています。

この経済不況をオールジャパンで乗り越えましょう。

そのためにみんなで知恵を出しましょう。

「がんばれ日本」

日本の元気は、中小企業、地方の活性化から!

(お願い)
励みになりますので、
人気ブログランキング」(←ここです。)をクリックしていただけると幸いです。人気ブログランキングのページへ行きますと当ブログにポイントが付きます。
また、税理士森大志が書いていますリンク集「税理士森大志の税の考え方」及び「税理士森大志の時代の流れを読む」も併せて読んでいただけると幸いです。
クリックすると、そのページに行きます。

このブログは、東京都豊島区から発信しています。
お問い合わせは、事務所mori@morikeieizeimu-c.net
までお気軽に!
posted by 森 大志 at 10:25 | Comment(0) | TrackBack(6) | がんばれ日本