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2008年09月26日

NHK視聴率1位を考える

9月25日の朝日新聞朝刊によりますと、「NHKが今年度上半期のゴールデンタイム(午後7時〜同10時)平均視聴率(関東地区)で、民放キー局を抜いて1位になることが確実になった。3月21日から9月23日まで、関東地区のゴールデンタイムでNHKの平均視聴率が13.6%を記録し、2位のフジテレビは13.2%(データはビデオリサーチ)。テレビ界では今年の場合、9月28日までが上半期で、関係者は残り5日間でフジが逆転するのは極めて厳しいという。」

「ニュース7」の健闘、大河ドラマ「篤姫」の好調(視聴率20%台)、北京オリンピックなどが影響したようです。

今まで、ゴールデンタイムの平均視聴率トップを争っていたのは、フジテレビと日本テレビが多かったのですが、今回はNHKになりそうです。

多チャンネル時代となり、これからはソフトの時代とも言われました。

テレビ番組は、テレビ局で制作することもありますが、現実的には制作会社がテレビ局の下請けで制作することが多いのも事実です。

その制作会社に支払われる制作費が多ければ、時間をかけて丁寧に作品を作ることができます。

しかし、現実は相次ぐ制作費のカットによる制作費の削減です。

今まで何回も制作費の削減が行われ、今またスポット広告の減少によるテレビ局の経営難により、制作費の削減が行われています。

確かに、企画で勝負であるという人がいますが、現実は制作者の人件費を圧縮しないと制作できないくらいの制作費しか出ません。

自分の番組を作りたいと、今まで優秀な若い人たちがテレビ業界に入ってきました。

その結果、夢破れこの業界をやめた人々を何人も見てきました。

過去に、AD(エーディ)と呼ばれるアシスタントディレクターを取りあげたテレビドラマが作られたこともあり、この業界の大変さを知っている人も増えました。

給料が安くて大変な仕事だとわかり業界に入ってくる人も減っているようです。

そして、作られる番組もお笑い芸人と言われる人たちのキャラクターに頼ったクイズ番組などが増えているのが現実です。

スタジオで制作される制作費を抑えた番組が増えているのです。

私は、テレビ番組が大好きです。
そして、その業界の人たちも大好きです。
このままで、よいのでしょうか。

今までの常識で考えれば、NHKがゴールデンタイムの平均視聴率で1位になることは考えられないことでした。
(これは、NHKが劣っているということでなく、視聴率にとらわれない番組作りをしているからです。)

朝日新聞の記事で民放の幹部が、「我々は社会の空気の変化についていくのが遅れてしまったのかもしれない」と話したそうです。

視聴率がすべてではありませんが、危機感をもって取り組まないと、ますますジリ貧になるのではないでしょうか。

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posted by 森 大志 at 08:41 | Comment(0) | TrackBack(5) | 新聞雑誌の記事から