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2008年01月31日

「ジャパネットたかた」に学ぶ2

「ジャパネットたかた」の販売戦略を検討します。

私の分析は次の通りです。

1.セット販売により単純に価格の比較ができない。

たとえば、富士通のノートパソコンの場合、HPのインクジェット複合機(プリンター、コピー、FAX)、無線LANルータ、ワンセグチュ−ナー、デジタルカメラ、トレーニングソフトパックがセットになっています。

ノートパソコンだけを売る場合と違って、単純に価格を比較できないのです。

私の事務所は東京の池袋にあります。
ビックカメラ本店のある場所ですが、去年ヤマダ電機が進出しました。

うれしいことに、緊急値下の名のもとに商品の値下げが行われています。
これは、ライバル店を巡回しているので、自店の値段が高い場合ライバル店の値段に合わせて値下げしているのです。

それぐらい、凄い競争をしているのです。

2.商品の使い方の説明、使い方の提案をすることにより、宣伝をしている商品がほかにない商品のように感じる。

宣伝している商品の使い方の説明をし、こんな便利な機能が付いていますと強調しています。

これにより、テレビを見ている人は、その商品がほかにない、今だけの商品、この商品だけについている機能のように感じるのです。

実際は同じ様な機能が付いている競合する商品があるにも関わらず、これしかないと思ってしまうのです。

3.自社スタジオによるテレビ宣伝なので他社より早く宣伝できる。

長崎の本社に自社スタジオがあります。
その結果、通常であればどんなに早くても1週間以上かかる宣伝が、企画打ち合わせ後すぐできます。

急ぐ時は、生放送で宣伝することもあるのです。
他社より早くテレビで新商品の宣伝ができるのです。

4.コールセンターの充実。

通信販売は電話注文が中心ですが、電話をかけても話し中で通じないことが結構あります。

コールセンターも長崎にあり、時給が安いのでコスト的に有利です。
より多くの人を雇えるのです。

5.生活スタイルの変化

これも、結構気がつきませんが企業間競争の激化により残業が多く、帰りの遅い人が増えています。

宅配便の人に聞いた話ですが、宅配便を届けに行っても残業で家に帰っていない人が多いそうです。

そうすると、テレビで買い物する人も多くなります。
休日は疲れて休養しているのです。

ですから、深夜にテレビ宣伝をしています。
納得です。

6.お買い得商品ですから限定何個という売り方。

早く買わないと、お買い得な限定商品が売り切れになってしまうという心理をつく、売り方をしています。

これは、通信販売に共通の売り方です。

7.後継者を育てている。

今までは、高田社長のキャラクターで商品を売っていましたが、いまは若い社員何人かに宣伝を任せています。

社長に何かあっても対応できるようにするのは、企業の危機管理として当然です。

このように、「ジャパネットたかた」は過当競争の中、着実に業績を伸ばしているのです。

私たち中小企業も工夫次第で頑張れると思いませんか。

そして、そういうときに、顧問先の方々と一緒に経営について考えるのも、私たち税理士の仕事だと思っています。

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2008年01月30日

「ジャパネットたかた」に学ぶ

ジャパネット!ジャパネット!
今日もテレビから流れてくるおなじみの広告です。

ジャパネットたかたは、皆さんもご存知のように長崎県佐世保市に本社のある通信販売の大手企業です。

この会社の最近の売上高の推移は

2005年12月期  906億円
2006年12月期 1080億円
2007年12月期 1161億円

です。

私は、日本において通信販売はあまり発達しないと思っていました。
しかし、この数字を見ると、売り方によっては違うことをジャパネットたかたの高田社長に教えられました。

アメリカで通信販売が発達しているのは、皆さんもご存知だと思いますが、それは広大な国土の国だからです。

日本のような狭い国土の国では、通信販売は限界があると思っていたのです。
地方においてもイオンのショッピングモール、ヤマダ電機等の量販店が数多くあり、実際に商品を見て買えるのです。

通信販売は、実際に商品を見て買うわけではありませんが、それでも売上を伸ばしているのです。

そして、いくら売上高1000億円を超える大企業といってもライバルのヤマダ電機の直近の売上高は約1兆7000億円です。

そういう過当競争の家電販売においてどのように業績を伸ばしたか。
過当競争の中で苦しんでいる中小企業の経営のヒントになるかもしれません。

皆さんはどうして売上を伸ばしたと思いますか。

続きます。

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2008年01月29日

道州制の芽

今日の朝日新聞朝刊に「東北連携 道州制の芽」という記事がありますのでご紹介したいと思います。

私は前から道州制論者で、今年の最初のこのブログでも
この国のかたちを考えてください」という記事を書きました。

税に携わるものとして、最近の税制改正を見るに、余りに小手先の、目先の税収不足を補うための、税理論を無視するような改正が多く、このままではいけないという気持ちが強くなりました。

そして、それを解決するための一つとして「道州制」の導入が必要だと思うのです。
もっと地方に財源を与え、創意工夫を促し活力を取り戻さなければいけないのです。

また、道州にまとめることにより行政の無駄を省き行政コストの削減を図るのです。

朝日新聞の記事では、高速道路の整備に伴って仙台と東北各地を結ぶ高速バスが急激に増えたそうです。
仙台を中心として東北6県の連携が進み、2006年に「とうほく自動車産業集積連携会議」が発足し、6県の産官学一体となった部品調達や研究開発、物流体制作りが始まろうとしています。

このような動きがあるのを先取りして、去年私の顧問先の会社から仙台営業所開設の相談を受けました。
今は、そのつど仙台に出張しているのですが、売上が増えつつあるので営業所を考えたわけです。

その時は、営業所開設のコスト(事務所保証金等)、運営費(事務所家賃、人件費等)を考え様子を見ようということになりました。

私は、顧問先の会社がいつでも対応できるように、付き合いのあるメガバンクの一つを紹介し、借入のOKをとりました。

今ではその会社の業績が良いこともあって、銀行の方からいつ営業所を開設しますかと聞かれるぐらいです。
要するに、銀行はお金を貸したいのです。

しかし、営業所を開けば運営費は固定費です。
銀行さんもうすこし待ってください。
お願いいたします。

また、このような動きは九州、関西でも始まっていますが、
「道州制で事業や財源の移譲が進む保証はない」(井戸敏三・兵庫県知事)などと、行政側に消極論が強いようです。

私のいう道州制は当然事業や財源の移譲をすることが前提で、それがないのであれば反対だし、それは道州制とは違います。

少子高齢化の進む日本のあるべき道を示し、それに向かってみんなで努力する。

その一つとして「中小企業の活性化」をして日本を元気にする。

微力ながら頑張りたいと思っています。

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2008年01月28日

顧客・現場の声を重視

平成20年1月26日の日本経済新聞朝刊に、「福地NHK会長就任」という記事がありましたが、自分の考えが間違っていないことを確信しました。

福地茂雄氏は、あのキリンビールと激烈なトップ争いをしているアサヒビールの元社長です。

この記事で、福地氏の次のようなエピソードが紹介されています。

『アサヒビールでは営業畑一筋に歩み、社長になっても顧客や現場を重視する姿勢を貫いた。2001年に社運をかけて市場投入した発泡酒「本生」の発売当日、自ら量販店の店頭に出向いて顧客の反応を確認。ヒットの確信をつかむやいなやその日のうちに増産を決め、ビール系飲料でのシェア首位を同年にキリンビールから一気に奪取した逸話はいまも社内の語り草だ。』
 
そして、NHKの会長を引き受けてからは、
『自ら電話で知らせて川崎市にあるNHKのコールセンターを訪問。視聴者からどんな苦情が届いているか目と耳で確かめた。』

就任当日の職員への挨拶でも、
『「一番苦労しているのは週末も対応に当たるオペレーター」と発言。視聴者の信頼をつなごうと最前線で対話にあたる現場を気遣った。』

ここで言える事は、

1.新商品に対する顧客の反応を自分の目で確認し、増産という経営判断をしている。

2.顧客の苦情の内容を自分の目と耳で確認し、経営改善のヒントをつかむ。

3.経営再建には現場の協力が必要なので、気遣いすることにより、現場を味方につける。

以上のように、
顧客・現場の声を重視し、経営判断していることです。

私もこのことは非常に重要なことだと思っています。

(税理士森大志のひとりごと『真実は現場にあり』参照)

そして、次のことに注意することが大切です。

1.三越百貨店の元社長の岡田茂氏(天皇と呼ばれていました。)はお店の視察をよく行っていましたが、従業員は社長が来るとお客様がいても社長に気を使い、ご機嫌をとっていました。
これでは、何のために視察しているかわかりません。

2.ダイエーの副社長であった創業者の2代目が店舗の視察に行くと、事前に売り場の商品を鮮度の良いものに替え、それを見て2代目は満足していました。
普段は売れ残りも多く、鮮度の悪いものも陳列していました。
これでは、正確な経営判断が出来ません。

このように、現場の人間は事前に用意してよく見せようとするのです。

みなさんが子供の時に、父兄参観があり給食の時間に給食の内容がいつもよりよいと感じたことはありませんか。

このように、現場というのは取り繕うのです。

優秀な経営者はそういうことも考えて経営判断しているのです。

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2008年01月25日

ランチとディナーは別

東京の六本木にある六本木ヒルズが2008年4月25日に、開業5周年を迎えます。

それに伴い、大幅なリニューアルを行い、春と秋に新店舗約50店、リニューアル店舗約20店が新しく誕生します。

私の顧問先の会社が六本木にありますので、先日、六本木に行ったのですが、リニューアルするために閉店したお店も数多くあり、その会社の人とランチで利用したお店も含まれていたのです。(そのお店は撤退)

コンビニでは500円前後のお弁当が多いのですが、チョットぜいたくして1000円前後で食べられ、本当においしかったので非常に残念でした。

本来は昼夜高料金で営業するようなお店でも、安くランチの営業をすることがありますが、まさにそのようなお店だったのです。

通常はランチでお客様を呼び、ランチが評判になりディナーもお客様が入るようになるのですが、本来は昼夜高料金で営業するようなお店の場合は違うのです。

普段のランチよりチョットぜいたくして、ランチを利用しているわけですから、ランチよりかなり高いディナーを同じ人達が利用するとは思えません。

当然夜の利用客は接待を中心とした人達なのです。

恐らく、六本木ヒルズの家賃は坪当たり5万円前後はしますから、1000円前後のランチだけでは採算が合うわけはありません。

ディナーにお客様が入ってこそ成り立つのですが、ランチはお客様でいっぱいですがディナーは厳しかったと思うのです。

どんなにおいしくても、予算オーバーでは利用できないのです。

このように、本来は昼夜高料金で営業するお店が安い料金でランチを営業しても「ランチとディナーは別」なのです。

同じレストランでも、ターゲットにしている客層、営業する場所等によって営業方法が違うのでご注意ください。

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2008年01月24日

ランチは時間がいのち

ある市役所の昼休みが60分から45分になり、市役所近隣の飲食店のお客様が激減したとテレビのニュースで報じていました。

市役所の食堂が混んでいるので今まで外食していた市役所の職員が、時間がないので外食を控えるようになったのです。
お弁当を買って市役所で食事をし、外食しない人が増えたのです。

昔レストランの経営をしている会社の、税務顧問をしていたことがありました。

その会社は、社長がシェフではないので、当然にシェフを雇い営業していました。
シェフは丁寧な仕事振りで、味に関しては社長も納得していましたが、売上はいまいちでした。

あるとき、お昼時間にお店に行きランチの注文をしたのですが、注文してから食事が出てくるまで時間がかかるのです。

サンドイッチを注文したのですが、出てきたものを見るとそんなに時間がかかるとは思えないものでした。

要するに、段取り(仕込み)が悪く仕事が遅いのです。
そして、大きくて食べづらいのです。
これでは、ランチのお客様が増えるわけありません。

社長が味見をし、納得して雇ったのですが、仕事が遅いのは致命的でした。

レストランというのは、最初からお客様が入ることはまれです。
ランチでお客様を呼び、ランチが評判になりディナーもお客様が入るようになるのです。

この会社は結局売上が伸びず、廃業しました。
(コンサルする人がいたのですが残念でした。結局オーナーシェフでないと難しいかもしれません。)

このように、お昼の時間というのは時間がいのちなのです。

ですから、事前のリサーチは欠かせません。
自分のお店の近くに会社などのお客様がいない場合は、お弁当を作り配達することを考えなければいけないこともあります。

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2008年01月23日

経営発表会

昨日は、私の顧問先である有限会社クレアシオン様の経営発表会に来賓として参加しました。

有限会社クレアシオン様は美容室を経営している会社で、会社設立以来税務顧問をしていますが、現在の成功をとてもうれしく思っています。

経営発表会は、今話題の東京の臨界副都心、江東区東雲にある東雲店(メッサラフィナート)(ホームページの写真をクリックすると大きくなります)で行いましたが、隣にイオン東雲ショッピングセンターがある好立地で、高級感あふれる内外装とともに、技術、接客どれをとってもお客様に好評です。

午後1時から3時30分まで、本年度の経営方針発表から年間計画まで本当によく内容が練られていて感心しました。

ここの鈴木社長は昔から本当に勉強熱心であり、その情熱があったからこそここまで来たのだと思っていますが、この経営発表会に参加して改めて実感したのです。

また、新規出店の時に一緒にお店を見に行ったことが何回かありますが、実に細かく検討しているのにいつも感心させられます。

このように勉強熱心な会社ですから、社員研修の内容も技術、接客など充実しており、去年は私も社員研修の講師をさせていただきました。
今年もお声がかかればいつでも講師をするつもりでいます。

昨日は、経営発表会終了後に新年会を行うということで、お声をかけていただいたのですが、残念ながらこの時期は法定調書の提出を始めとして仕事が山積みなので、事務所に戻りました。

今回、経営発表会にお招きいただき充実した会社の内容を見て、本当にうれしく思うと同時に、これからも少しでもお役に立てればと強く思いました。

これからの会社のご発展を心からお祈りいたします。

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2008年01月22日

追加料金はだめです

今までの経営書などでは目玉商品、サービス品などでお客様を呼び、様々な方法で追加商品を買ってもらい売上を増やすことが普通に書いてありました。

しかし、今は違います。

土曜日曜などの休みの日に妻とスーパーに買い物に行きます(運転手です)が、特売品しか売れていません。
最近は食料品の値上げが多いのですが、値段の上がったもの、特売をしなくなったものは売れていません。

具体的に言うと、例えば納豆では三個パックで98円までの商品は売り切れでない場合も多いのですが、三個パックで120円以上するものは売れ残っています。

特売品の棚は売り切れで、それ以外の商品は売れ残っているのです。

景気が良くなったと言われ続けたのですが、給料の手取りが増えた人は、ごく一握りです。
そんな中で、サブプライムローン問題をきっかけとした将来への不安と物価高です。

今まで給料が増えなくても、デフレで物価が安かったので救われたのですが、今回は逆です。

きっと消費者は生活防衛に必死だと思います。

また、飲食店でも宴会プランで飲み放題を追加して定額で収める会社も増えました。

昔なら、居酒屋で一杯やり、スナックに行ったものですが、スナックがカラオケ店になった会社も多くなったのです。

そのスナックも、今はやっているお店はボトルは別で一人5千円とか、高くても1万円止まりです。

ずいぶん前に先輩の知っているスナックに先輩と行ったときに、ママしかいないお店(通常女の子がいない分安い)で、ほとんど飲み食いしないでカラオケも2,3曲歌っただけなのに、二人で二万五千円取られたことがあります。

ママは少し安くしたようなことを言っていたようですが、そんなことは関係ありません。
高いか安いかは私たちが決めるのです。

そして、次の日からまたきてくださいと電話攻勢だった由。
本人は気がつかないのかも知れませんが、二度と行くわけがないのです。

私の顧問先の美容室で、通常の施術の後で今流行のヘッドスパを勧めて嫌がられたと聞いた事があります。
きっと予算を決めて来ていて、追加が嫌だったのだと思います。

また、追加でもトリートメント(予想の範囲)ならOKしたかも知れません。

このように、最近は予算を決めて行動する人が多いので、「追加料金はだめ」なのです。

商品開発、メニュー開発では、そのことをふまえて充分に検討することをお勧めいたします。

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2008年01月21日

エステサロンの経営

今日は、いつもコメントをいただいているフロックスさん(ネイルサロン経営)のお店について考えてみたいと思います。

いつも温かいコメントをいただいて、大変感謝しています。
この場を借りましてお礼申し上げます。

Q&A方式で考えます。

Q、私はネイルサロンを経営していますが、お店も軌道に乗ってきましたので、新たにフェィシャルエステも始めたいと思っています。
新たに新規出店するのではなく、ネイルサロンのお客様にエステを勧めようと思っていて、特別宣伝とかは考えていません。
料金体系は一回いくらというように施術ごとに決めてあり、コース料金(前払い)等は考えていません。
どのようなことに注意すればよいでしょうか。

A、ネイルサロンとフェイシャルエステは同じ美容関係の仕事ですが、根本的にその内容が違います。

ネイルサロンでいえば、ネイルサロンのお客様はおしゃれでネイルアートをしたいという人たちです。

爪のお手入れをしたいという人よりも、今日はパーティに行くので洋服に合わせて爪にアートをする、今日はクリスマスなのでそれに合わせたアートをするというようなことが多いのです。

そして、フェイシャルエステのお客様はお肌のお手入れ、癒しを求めてくる人が多いのです。

このように同じようでも微妙に違いがあります。

まず、フェイシャルエステですがエステ業界全般のイメージとして、エステに興味があっても怖くていけないという人も多くいます。

初回無料、初回5千円ということで集客し、10万円のコースを買わす、10万円の化粧品を買わすというようなことがまかり通っているからです。

相談者は、お客として自分がこのようなことを経験しているので一回いくらというように施術ごとに支払いをすることを考えています。

このことは大賛成です。
これにより、いままで敬遠していた人の集客が見込めると思います。

そして、ネイルサロンのお客様にエステを勧めるとのこと。

最初はそれでよいと思いますが、少しずつお客様の間口を広げていかないと売上は伸び悩むと思います。

それというのも、お客様が美容にかけるお金というのは限られているからです。
収入が決まっているのですから当然です。

一部の富裕層を除いて、エステにお金をかけるとその分ネイルにかけるお金が減るかも知れません。

ネイルのお客様にエステが気に入ってもらえたら、お友達等のご紹介をお願いし、ネイルに興味がないお客様も取り込んでください。

また、エステに興味があっても食わず嫌いの人が多いのも事実です。

私の顧問先にエステを行っている会社があり、女性職員が初めて行き非常に気に入り、その後通っています。

この女性職員も前からエステに興味があったのですが、今まで行ったことはなく、顧問先で気心が知れているから行こうと思ったのです。

実際に経験がある人は、時間とお金が許せば通いたいと思うはずです。

このように経験すれば、気に入ってもらえると思います。

まず、ネイルサロンのお客様にモニター(当然宣伝も兼ねています)になってもらい、お客様の感想を集めオープン前に徹底的に内容の検討をします。

そして、コースはないとのことですが、お客様に提案するプランを考えることをお勧めいたします。
たとえば、「美肌プラン」「癒しプラン(マッサージ付)」などです。

お客様のお肌の状況に応じて、肌が傷んでいれば何回通えばよいとかの提案は必要だと思います。

理想は月一回定期的に通ってもらう固定客を獲得することなので、顧客カルテの整備、充実をはかることも忘れないでください。

また「癒しプラン」は、お客様としてキャリアウーマンを考えていますが、その場合、お店の営業時間を考えなければいけません。
遅くまで営業しないと通いたくても通えないからです。

私の顧問先に原宿の美容室がありますが、営業時間は12時からというのが多く夜9時、10時まで対応しています。
お客様に合わせて営業時間も考えてください。

以上を簡単にまとめますと次のようになります。

1.エステに興味があっても食わず嫌いの人が多いので、モニター制度を取り入れエステの理解を深める。

2.お客様の紹介などでネイルサロン以外のお客様を取り込む。

3.お客様のカルテの整備、充実に努める。

4.「美肌プラン」「癒しプラン」などのコースではないプランを提示する。(1回で終わる施術から数回の施術まで考える)

5.お客様の通える時間を考える。

フロックスさんの経営しているネイルサロンの詳しい状況はわかりませんので、細かいことは言えませんが、一般的に注意する点をご説明しました。

心より新規事業のエステが成功することをお祈りしています。

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posted by 森 大志 at 12:08 | Comment(4) | TrackBack(2) | コンサルティング

2008年01月18日

バブルへGO!

先日(1月12日)フジテレビ系土曜プレミアムで、映画「バブルへGO!タイムマシンはドラム式」が放送されました。

日本経済を借金まみれにしたのは、バブル崩壊が原因だとして、タイムマシンに乗り、あの1990年の大蔵省の総量規制を阻止するという話です。

映画では、総量規制を阻止することに成功し経済運営がうまくいく結果になっています。

私も大蔵省の総量規制がバブル崩壊の原因だと思っていますが、それよりもバブルの原因になった過剰流動性を野放しにした責任のほうが重いと思います。

1990年の総量規制は経済政策が後手後手になり、批判が高まったので急激に押さえつけたのです。
不動産業界に対する総量規制は正しいのですが、規制するのが遅すぎたのです。

これが日銀のトラウマになり、現在の低金利政策を是正するため常に金利を上げたがる(徐々に)遠因になっているのです。
(当時はブラックマンデーの株価下落、今回はサブプライムロ−ン問題による株価下落があり、同様に難しいのですが。)

どうしても自由主義経済は過熱しやすいので、政治が主導しコントロールしなければいけないと思っています。

官僚が自ら動くことがないことは、年金問題、薬害問題を見ても明らかです。
ですから、官僚任せでは対策が遅れます。

対策が遅れ批判が高まり急激に押さえつける、これのくり返しなのです。

サラ金規制、信販クレジット規制、食品偽装、薬害、耐震偽装等数え上げたらきりがありません。

その上、首都高速道路料金の距離制導入などただでさえ苦しい中小トラック業界をつぶす気かと思えるようなことを平気で進めようとしています。

距離制は理論的には正しいと思いますが、この時期に導入するかが問題なのです。
正しいことだからと、その政策をいつでも進めていいわけがありません。
その影響も十分考えなければいけないと思うのです。

耐震偽装による建築基準法の改正等の段取りの悪さを見ると政策不況ではないかとさえ思えます。

いまサブプライムローン問題が大きく取り上げられていますが、この問題では非常にがっかりしています。
アメリカは日本のバブル崩壊からは何も学ばなかったのです。

日本のバブル崩壊の失敗を見ていれば、もう少し早く規制(金利を上げる)をしたほうがアメリカ経済にとってよかったと思っています。

そして、私は中国の動きを注視しています。
中国は経済がバブルであると認識しています。
どうやってソフトランディングさせようかと知恵をしぼり、前から日本のバブル崩壊の過程を研究しているのです。

ですから、少しずつ中国元を切り上げているのかも知れません。

映画「バブルへGO!タイムマシンはドラム式」を見て、私も本当にタイムマシンに乗って、
「バブルへGO!」したくなりました。

実際にはタイムマシンはありませんので、過去に戻ることはできません。

しかし、過去から学ぶことはできるのです。

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posted by 森 大志 at 14:39 | Comment(6) | TrackBack(0) | 日記

2008年01月17日

住宅ローン控除に注意!

昨日は、平成19年分確定申告の申告指導の説明会に参加しました。

確定申告の時期は、東京税理士会では東京国税局管内の確定申告書作成のお手伝いをしています。

今年の私の担当は、公的年金所得者の申告指導です。
すべての納税者が自ら適正な申告書を作成することができるようにお手伝いするわけです。

実際に割当てられた日にお手伝いするのですが、その前に実施要領の説明を受け、間違いのないように確認しています。

その説明の中で特別区民税、都民税(住民税)の住宅借入金等特別税額控除申告書の用紙の説明を受けました。

今まで住宅ローン減税は、所得税についてのみ認められ、住民税については認められていませんでした。
所得税から住民税への税源移譲により、所得税が減った人で今まで受けていた住宅ローン控除が減る人は、住民税の確定申告により住民税から住宅ローン控除を受けられることになりました。

「所得税+住民税」の税負担は基本的には変わらないのですから、当然です。
ただし、住民税について確定申告が必要ですのでくれぐれもご注意ください。

また、確定申告の時期は、限られた人数で普段の何倍もの仕事をこなすわけですから、税務署も会計事務所も本当に大変です。
これから、3月終わりまでは病気もできないくらい忙しいので、ご迷惑をおかけすることがあるかも知れません。

大変申し訳ありませんが、ご理解よろしくお願いいたします。

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posted by 森 大志 at 08:54 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

2008年01月16日

企業再建「削るだけでは!」

朝日新聞1月15日朝刊に我こそ「和製ファンド」の記事があり、アドパンテッジパートナーズ(AP)とMKSパートナーズの2社が国内で代表的な「和製ファンド」として紹介されています。

APの代表の一人である笹沼泰助氏は企業再建には「戦略づくりや事業分析力にたけた『問題解決集団』が役立つ」とコンサル出身者を重視しています。

また、MKSパートナーズの社長である松木伸男氏は「容易なリストラは士気を低下させ、成長力をそぐ」と考えているそうです。

企業再建と言うと、無駄な経費を削ることに目が行きがちですが、松木社長は2003年6月に民事再生法の適用を申請した
「福助」の再生ではその信念を貫き再建に成功しました。

会社の将来を社員に主体的に考えさせ、そのアイデアの一つである、本社を大阪の堺からファッションの聖地である東京の原宿に移すという案を受け入れたのです。

当然、本社の維持費用が跳ね上がる(固定費の増加)ので、通常なら拒否するのですが、「仕事が楽しめるなら」と理解したのです。

今では、経理部長までが街に出て流行をチェックしているそうです。

私も、原宿に顧問先の会社がありますので行く事がありますが、表参道ヒルズやブランドショップが出来てからは、前以上に活気があります。

私の事務所は東京の池袋ですが、やはり池袋より原宿の方が刺激があるのです。

このように、会社の再建には経費の削減よりも事業の再生(売上増)の方が重要なのです。

経費の削減だけでは本当の企業再建はできないのです。

そして、投資のプロに求められる資質をファンド経営者に問うと、決まって「誠実な人柄」という答えが返ってくるそうです。

理屈や専門知識だけでなく、常に相手と真摯に向き合い、信頼される人柄が試される。

これは、最終的にすべての事業に共通することだと思います。

今年は、中小企業にとって厳しい年になるかも知れませんが、税理士森大志は少しでも顧問先の会社のお役に立てるように努力したいと思っています。

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posted by 森 大志 at 08:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | 新聞雑誌の記事から

2008年01月15日

贅沢から生まれるものもある

世界三大料理とはフランス料理、中国料理そしてトルコ料理のことを言います(諸説あります)が、どの国も皇帝が支配した国であるのは共通しています。

皇帝を喜ばすために、贅をつくした「宮廷料理」を作ったのです。
当然売るために作る料理ではありません。
採算は考えずおいしく作る事だけにこだわるのですから、おいしいのです。

日本では、加賀料理が有名ですが、加賀百万石のお膝元ですから同様においしいのです。

また、昨年の11月に東京国立博物館で行われた「大徳川展」の展示物を見てもすばらしいものばかりです。
これも殿様に喜んでもらうために、採算を考えない贅を尽くしたものばかりなのです。

私は、特に会社の経営者は良いものに接し、本物を知り、本物を理解することが必要だと思っています。
(税理士森大志のひとりごと「本物を知る」「本物を理解する」参照)

よく原価削減のために材料等を削るのですが、本物を知っていればここは削らないということも理解できると思います。

ここは削るけれど、ここは削らないというように全体でバランスをとるのです。

例えば、味が売り物であったものの原価を下げるために、材料の質を落としてはいけないのです。
その場合は、味を落とさずに量を減らすのです。

そして、そういうときに、顧問先の方々と一緒に経営について考えるのも、私たち税理士の仕事だと思っています。

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2008年01月11日

厳しいだけでは!

会社経費の引き締めを行い無駄な事をしないのは当たり前ですが、その結果、決算で利益が出るときは、決算賞与で従業員に報いることを勧めています。

よく、利益が出ると税金を納めるより経費で使うという方がいますが、人間というのは一度たががゆるむとなかなか軌道修正できません。

ですから、交際費などで無駄な経費を使うより決算賞与を勧めるのです。

普段、経費の使い方に厳しいことを言うが、その結果利益が出れば従業員に分配する。
従業員のモチベーションをさげないように工夫するのです。

これは内緒の話ですが、
特に、子供の教育費にお金のかかる年代のお父さんである従業員には、家族に内緒のおこずかい?になるので大変喜ばれます。
(決算賞与は現金で渡すのが原則です。)

このように、経営というのはいろいろ工夫するのです。

今年は、年の初めから株式市場、商品相場が荒れ激動の年になりそうです。
ますます競争は厳しくなることが予想されます。

いやでも、今まで以上に原価の見直し、経費の削減をしなければなりません。

その結果、利益が出るようであればぜひ検討してみてください。

人間は機械ではありませんので、感情があります。
たとえ金一封であっても従業員にはうれしいものです。

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2008年01月10日

鬼の経理も必要

あなたの会社の経費のチェックをするのは誰ですか?

通常、経費のチェックをするのは経理の仕事ですから、経費の無駄遣いをチェックするのは、経理担当者になります。

この経理担当者の役割は重要です。

仮払制度を採用している会社においてはなおさらです。
出張費、交際費等の予算を決め仮払いするわけですが、チェックが甘いとオーバー精算になりやすくなります。

打合せと称して飲み食いするのが当たり前という時代もありましたが、今は違います。
夜の打合せは昼のビジネスランチになり、工夫しなければいけないのです。

私は、このような立場の経理担当者に、嫌でしょうが鬼の経理になってくださいといいます。

本当に大変ですが、厳しくチェックしてください。
(社長さんフォローも忘れずに!)

また、最近では法人カードなどを持たせる会社もありますが、カード払いも甘くなりがちです。
余分にお金を持っているのと同じだからです。

しかし、そうはいっても実際の現場ではある程度のお金を持っていないと不安ですから、基本は現金払いにしてどうしてもお金が足りないときにカード払いを認めるようにします。

このように、様々な工夫をして経費を抑えるのです。

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2008年01月09日

店の外では他人

あるとき家の近所を妻と歩いていると、前からきた若い女性に挨拶されました。
私が、誰だか理解できないでいると、妻に○○の人だと言われました。
妻とよく行っていた近所の居酒屋の従業員(アルバイト)だったのです。

私は、チェーン店の居酒屋によく行きますが、さっきまでお店で接客していたお店の人(たぶんアルバイト)に、店の外で会っても挨拶されることはありません。

過去において一度もないのです。

自分の勤めているお店のお客様であっても、店の外では他人なのです。

これが、高級店だと違います。

去年の朝日新聞の連載記事に「家族」というのがありました。
その中で、アメリカの高級宝飾店「ティファニィー」に初めて行った人が二度目に顔を出した時に、「いらっしゃいませ、○○様」と呼ばれ、しばらくその話ばかりだったとのことです。

高級店では、お客様の顔と名前を覚えるのも仕事なのです。
そして、お客様の好みまで覚え商品を勧めるのです。

私も近所の居酒屋のアルバイト従業員に挨拶されて悪い気はしませんでした。

こういうサービス(広義の)もあるのです。
何がいいかというとお金のかからないサービスで、けっこう喜ばれるのです。

皆さんももう一度サービスを見直してみませんか。

チェーン店に負けないお店づくりを考えましょう。

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2008年01月08日

テレビに黒澤明はいらない

黒澤明といえば知らない人がいない世界的な映画監督であります。

その作品は何十年という時を経ても、色あせることもなく、今でも世界的な評価が高いのはご存知の通りです。

良い作品を作るために構想を練り、丁寧に時間をかけて作る。
当たり前のことで、ワンカットを撮るのに何日もかけることも珍しくなかったのです。

私の顧問先にテレビ番組の制作会社がありますが、この大監督と同じようにテレビ番組を制作したらどうなるのでしょうか。

間違いなく倒産すると思います。

テレビ番組の制作会社というのは、一本いくらというように作品の制作を請け負っている会社ですので、いくら作品の評価が良くても収入は増えません。

ここが、映画と違うところです。

映画というのは、大ヒットすれば興行収入が増え制作にかかった費用を回収できるのです。

今は、テレビでの公開、DVD販売、レンタルビデオ等制作費を回収する手段も増えましたので、なおさらです。

優秀なテレビ番組のディレクター(監督)というのは、良い作品を作るだけでなく、原価計算も出来なくてはいけないのです。

これは他の仕事にも共通するのですが、物の作り手というのは自分の納得のいく良い作品を作りたいのです。
良い作品というのは、手間もかかるので当然原価もかかります。

この兼ね合いをうまくできないと会社は赤字になり倒産するのです。

注意しなければいけないのは、良い作品を作ることしか考えない自己満足なディレクターが多いのです。
自分では優秀と思っていますから、たちが悪いのですが、本人はまったく気が付きません。

限られた予算で最善のものを作る、これがテレビ番組における優秀なディレクターなのです。

ですから、テレビに黒澤明はいらないのです。

映画とテレビというように同じようなものでも、その内容は違います。
経営者というのは、こういうことも考えて経営しなければいけないのです。

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2008年01月07日

テレビで景気判断

私は、新聞雑誌の記事で景気判断をしていますが、その他いろいろなことで、その確認をしています。

まず、昔からタクシーに乗った時に運転手さんに「景気はどうですか」と聞きます。
残業帰りの人、一杯やった人など特に深夜のお客さんの状況を聞くのです。

暇であれば、景気が悪いと判断するのです。
景気が悪ければ、遅くまで仕事をする人は減り(例外もありますが)、遅くまで飲む人も少なくなります。
東京であれば、電車が動いているうちに帰宅するのです。

そして、外食店(ファミレス、居酒屋等)の込み具合も確認します。
やはり、景気が悪くなれば外食よりも家で食事をする人が増えます。

それから、私はテレビの広告でも景気判断をしています。
特に広告は、販売促進の手段でもありますが、一番手っ取り早い経費削減なのです。

テレビのスポット広告を注視しています。
スポット広告は景気に影響を受けやすいのです。
ですから、テレビ局の業績も大きな影響を受けます。

昨年は、サラ金規制の影響でサラ金関係のテレビのスポット広告が大幅に減り、その穴埋めをできませんでした。
その結果、テレビ局の業績も良くありませんでした。

よく注意していただくとわかるのですが、スポット広告のない時は番組の宣伝を入れます。
番組の宣伝は、視聴率のアップには貢献しますが収入には直接結び付きません。

今年は、景気の動向に特に注意が必要だと思います。
素早い景気判断で経営判断を誤らないようにしましょう。

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2008年01月05日

日本の南米か?

タカアンドトシのギャグに「欧米か」というものがありますが、日本でこのまま格差が広がると、私は「日本の南米化」により大変なことになると危惧しています。

格差というのは競争の結果でもあるわけですから、まったく否定するわけではありません。

日本は資源のない国ですから、教育により人材を育て海外との競争に勝たなければならないからです。
経済のグローバル化の進んだ現在はなおさらです。

しかし、その競争の前提には「教育機会の平等」がなければいけないのです。

東大生の親の平均年収が約1000万円と聞いたことがありますが、ある程度教育にお金をかけないと東大に入れないのです。
ですから、塾、予備校、家庭教師等の教育費にお金を使うのです。

また、元暴走族の弁護士などがいますが、今後は難しいかも知れません。
司法制度改革により、法科大学院を卒業しないと新司法試験の受験が出来ないのです。

法科大学院は決して安い授業料ではありませんし、アルバイトしながら勉強するのは無理です。

このように、恵まれた家庭の子弟でないと教育を受けることがますます難しくなっています。

私が心配するのは、このまま格差が進んだ場合、南米のように一部の大金持ちと、大多数の貧困層というような社会になると危惧しているのです。

「日本の南米化」を心配しているのです。

そうなると大変です。
まず、夢も希望もない人達の犯罪が増えます。

実際、昨年もコンビニ強盗が多発しました。
コンビニには大金があるわけではありませんが、強盗をするのです。
どう考えても、強盗の罪の重さと得られるお金のバランスが取れませんが、多発したのです。
それだけ、追い詰められた人が多いのです。

そして、私が一番心配するのは国の政策が進まなくなると思っているからです。

南米は、貧困層が国の過半数を超えるわけですから、その人達に支持された政権は、目先の政策に重点をおきます。
現実に日本も同様になりつつあるのです。

昨年の参議院選挙に敗れた政府与党の政策は人気取りになりつつあります。

このような中では「消費税の税率アップ」は出来ません。

私は、官の無駄遣いの徹底したチェックをして、その後の消費税のアップはしょうがないと思っています。

しかし、今のような予算の一律削減では理解を得られません。
一律削減は、政治ではありません。
政策の優先順位を示して進めるのが政治です。

失業者の多い地方のハローワークを削減して、無駄を省けない政冶では、とても「消費税率のアップ」はできないと思います。

このままでは、本当に「日本の南米化」が進みます。

私は、格差が格差を生む連鎖を断ち切らないといけないと思っています。
「アメリカンドリーム」と同じように「ジャパニーズドリーム」の仕組みを作るのです。

誰でも、努力すればチャンスがある世の中にしなければならないのです。
そのためには、思い切った公教育の充実が必要だと思います。

皆さんはどう思いますか。

このままで良いと思いますか。

年の初めにあたりみんなで考えましょう。

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2008年01月04日

政治とは優先順位をつけること

昨年の朝日新聞12月31日朝刊に「ハローワーク地方厳冬」という記事がありました。

小泉内閣時代に始まった国家公務員の定数削減の波が地方に波及し、地方のハローワークの統廃合を進めるとのことです。

東京などの都市と地方の格差が問題になり、世間では何とかしなければならないといわれているのに「そんなこと関係ない」のでしょうか。

全国一律の行革を推し進めた結果、地方のハローワークが削減の対象になったそうで、昨年の11月に、このことを知った鳥取県知事が自民党や厚生労働省に直談判をしたが聞き入れられなかったとのことです。

大学の政治学の講義で政治とは「優先順位をつけること」と教えられました。
全国一律の削減というのは、確かにみんな同じ割合なので平等のようですが、それでは対応を誤ります。

役所は縦割り行政ですから、役所ごとの削減では、今回のようなことになります。

政治が主導し、きめ細かく対応しないといけないと思うのです。

今回がっかりしたのは、鳥取県知事の陳情に厚生労働省が削減を進める姿勢を変えなかったことと、地元の鳥取県が直前まで削減の事実を知らなかったことです。

本省の人間は地方の実態を本当に理解しているとは思えません。
地元と協議して進めるのが普通ですが、協議すると削減できないと思ったのでしょうか。

また、ハローワークの人員と業務を地方に移すことを要望しても厚生労働省に反対されています。

確かに現状の都道府県に権限を移すのは無理かも知れません。
ですから、私は「道州制の導入」が必要だと思っています。
そして、地方分権を進めるのです。

昨年は食品偽装など食の安全が問題となりましたが、役所間の縄張り争いで対応が後手後手になりました。
食品安全庁等を作り、各役所の部門を統合し合理化するという民間では当たり前のことがどうしてできないのでしょうか。

こういう考えは、政治家が主導しないと実現できないのですが本当の政治家はいないのですか。
それとも、そういう政治家を選ぶ国民がだめなのでしょうか。

私は、この国の将来の心配をしています。
みんなで、知恵を絞りがんばりましょう。

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