Yahoo!ニュースの読み物「ブログ/意見」コーナーの情報提供元「税理士森大志のひとりごと」で当ブログ記事が配信されています。 記事を検索しやすいように目次作成しました。記事目次(←をクリックしてください。) 税理士森大志のマスコミ掲載・執筆・ありがとうございました。

2007年11月30日

その改装はだめです!

温泉旅館の破綻が続きましたが、なんとかしようと様々な取り組みが行われています。

そのひとつに、コンサルタントの指導による温泉旅館のリニューアルがあります。
すばらしいものも多いのですが、その内容には疑問もあります。

私が気になっているのは、露天風呂付客室を設ける温泉旅館が結構多いことです。

露天風呂付客室は、ほかの部屋よりかなり料金が高くなりますが、その料金設定に無理があると思うのです。

高い料金を取ることは、部屋だけでなく、料理、サービス、温泉等、旅館全体の形が整っていないと無理なのです。
これは、他のサービス業にも通じることですが、重要です。

例の温泉偽装問題があってから、温泉の泉質の情報開示がされるようになったのですが、露天風呂付客室の露天風呂が温泉でないことも多いので驚いたことがあります。

また、もともと料金の高い旅館は料理、サービス等にこだわっている場合が多いのですが、そうでない旅館はそんなこだわりはないのです。

従って、コンサルタントの指導で露天風呂付客室に改装し、高い料金をとっても対応できず、客離れにつながるのです。
うわべだけマネをしてもだめなのです。

旅館全体の形が整っていないのに無理に露天風呂付客室を造る旅館がいかに多いか、JTBなどのパンフレットを見るとよくわかります。

露天風呂付客室に泊まるようなお客様は、お茶、料理、サービス等すべてにこだわるのです。
だから高いお金を払うのです。

自分が納得してないのにコンサルタントの言うがままに行う、これは温泉旅館だけでなく、よくある話ですが、すべての業種に共通することだと思います。

コンサルタントが指導しているときは、形式的になんとか形はできますが、本当に理解していないので続きません。

本人がこだわりを持っていないのに、こだわりを持っているお客様を納得させることはできないのです。
これでは、リピーターが来るわけありません。

すべての業界、特にサービス業で言えることですが、お客様のほうが詳しいことが結構あります。
ですから、本気で勉強しないと無理なのです。

また、コンサルタントが良いアドバイスをしても理解できないことが多いのも事実です。
経営がダメになったところは勉強不足のところが多く、一概にコンサルタントの指導が悪いと言えない場合も多いのです。

そして、そういうときに、顧問先の方々と一緒に経営について考えるのも、私たち税理士の仕事だと思っています。

税理士森大志は、顧問先の社長と一緒にがんばりたい、少しでもお役に立ちたい、いつもそう思い努力しています。

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2007年11月29日

ブログ意見集の薦め

私もブログを書くようになり様々なコメントを頂くようになりました。

その中で、「ブログ意見集」というサイトがあり、私のブログ意見を採用したい旨、勧められました。

日本の現状に対して、ブログで提言意見を書いたものをテーマごとに集めたものです。

私も勧められるまで全然知りませんでしたが、そこで取り上げられているブログはこの国の現状に対して真摯に意見を述べているものばかりです。

ぜひ、皆さんの意見をブログに書いて「ブログ意見集」に投稿してください。

参考までに「ブログ意見集」に掲載された私のブログ記事をお知らせします。
よろしかったらご覧ください。

ブログ意見集

テーマ:大きな政府か、小さな政府か?

 税理士森大志のひとりごと「郵政民営化は時代の流れ

テーマ:税制改革/消費税アップは必須か?

 時代の流れを読む「避けられない福祉目的税の導入

テーマ:道州制移管で地方自治はどうなる?

 時代の流れを読む「道州制の導入しかない

そして、ブログ意見集クリックポイント総合ランキング第1位のブログをご紹介します。
少し難しく長いブログですが、問題点を的確に指摘しています。
かなり勉強していることが分かり、頭が下がります。

テーマ:混合診療と健康保険給付

 新小児科医のつぶやき「混合診療解禁訴訟」

これから、いやでも日本は少子高齢化の道を歩んでいかなければなりません。

この国の「かたち」をどうするか、それを議論してから考えないと、その場しのぎの政策に、この国はどうすることもできなくなってしまう。

そのような心配をしています。

誰でも、消費税の税率アップはしょうがないと思っています。

民間は失われた10年ということばがあるくらいリストラをしました、そして、次はホワイトカラーのリストラである、ホワイトカラーエグゼンプションを法制化する動きもあります。

しかし、この国の無駄づかいが多いのも事実です。
無駄遣いをなくさないと、消費税率のアップはできないと思います。

このブログ意見集はそんなことを考えるきっかけになるかも知れません。

ぜひ、ご覧になってください。

お薦めいたします。

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「新聞雑誌の記事から」の目次1

記事の検索をしやすいように目次を設けました。

カテゴリ「新聞雑誌の記事から」の目次1(更新順)です。

【01】2007年09月04日更新『真実は現場にある

【02】2007年09月07日更新『日銀は金利を上げたがっている

【03】2007年10月02日更新『世の中にうまい話はない

【04】2007年10月08日更新『危機感がない

【05】2007年10月25日更新『任天堂の戦略

【06】2007年10月31日更新『吉兆の危機管理

【07】2007年11月12日更新『吉兆の危機管理2

【08】2007年11月26日更新『ブランドを守る「森伊蔵」』

【09】2007年12月27日更新『地域力再生機構

【10】2007年12月30日更新『「法的に問題ない」のになぜ?』

【11】2008年01月04日更新『政治とは優先順位をつけること

【12】2008年01月16日更新『企業再建「削るだけでは!」』

【13】2008年01月28日更新『顧客・現場の声を重視

【14】2008年01月29日更新『道州制の芽

【15】2008年02月26日更新『中小企業を応援します

【16】2008年03月07日更新『新銀行東京の危機

【17】2008年03月21日更新『新銀行東京問題の底流

【18】2008年03月25日更新『新銀行東京問題の底流2

【19】2008年03月27日更新『PB大幅増の意味

【20】2008年04月11日更新『心配が現実に!!』

「それはイエローカードです」の目次1

記事の検索をしやすいように目次を設けました。

カテゴリ「それはイエローカードです」の目次1(更新順)です。

【01】2007年09月12日更新『たかが泡されど泡

【02】2007年09月17日更新『生へのこだわり

【03】2007年09月18日更新『中村勘三郎脱税事件の表層1

【04】2007年09月19日更新『中村勘三郎脱税事件の表層2

【05】2007年09月20日更新『中村勘三郎脱税事件の深層1

【06】2007年09月21日更新『中村勘三郎脱税事件の深層2

【07】2007年09月24日更新『中村勘三郎脱税事件の深層3

【08】2007年09月25日更新『中村勘三郎脱税事件の深層4

【09】2007年09月26日更新『中村勘三郎脱税事件の深層5

【10】2007年09月27日更新『中村勘三郎脱税事件の深層6

【11】2007年09月28日更新『中村勘三郎脱税事件の深層7

【12】2007年10月17日更新『11時チェックアウトは何の為

【13】2007年11月05日更新『メニューと中身が違います

【14】2007年11月06日更新『フランチャイズの募集ですか

【15】2008年02月28日更新『人の流れが違います

【16】2008年06月02日更新『タクシー値上げの結果から考える

【17】

【18】

【19】

【20】

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「がんばれ社長」の目次2

記事の検索をしやすいように目次を設けました。

カテゴリ「がんばれ社長」の目次2(更新順)です。

【21】2007年11月09日更新『事業資金の借入

【22】2007年11月16日更新『銀行とどう付き合うか

【23】2007年11月19日更新『起業しちゃった

【24】2007年11月20日更新『私は顧問先の営業マン

【25】2007年11月21日更新『交際費ビジネスの崩壊

【26】2007年11月23日更新『ミシュラン現象?』

【27】2007年11月28日更新『「銀座ルノアール」に学ぶ

【28】2007年11月30日更新『その改装はだめです!』

【29】2007年12月03日更新『支店長話が違います!』

【30】2007年12月04日更新『社長の昇給分は積立る

【31】2007年12月05日更新『現金商売の現金管理

【32】2007年12月07日更新『技術力のわな

【33】2007年12月10日更新『技術力のわな2

【34】2007年12月11日更新『技術力のわな3

【35】2007年12月12日更新『青山、原宿の美容室

【36】2007年12月13日更新『後継者を育てる

【37】2007年12月14日更新『牛角に学ぶ

【38】2007年12月17日更新『お勧めメニューが同じです

【39】2007年12月18日更新『不思議な営業

【40】2007年12月19日更新『社長の第六感
posted by 森 大志 at 10:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 「がんばれ社長」の目次

「がんばれ社長」の目次1

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カテゴリ「がんばれ社長」の目次1(更新順)です。

【01】2007年09月01日更新『会社を大きくしたいですか

【02】2007年09月06日更新『私は心配しています「信用保証制度の改正」』

【03】2007年09月11日更新『業界を変えた男性美容師の進出

【04】2007年09月14日更新『社長と一緒にがんばりたい

【05】2007年10月03日更新『百聞は一見にしかず

【06】2007年10月04日更新『あなたの会社に小笠原はいますか

【07】2007年10月05日更新『努力は人を裏切らない

【08】2007年10月09日更新『経済とは経世済民

【09】2007年10月10日更新『PS3の教訓

【10】2007年10月11日更新『まかせて確認する

【11】2007年10月12日更新『真面目でもやっていけない

【12】2007年10月15日更新『ウェブを活用しよう

【13】2007年10月16日更新『デリバリー料金は高い?』

【14】2007年10月18日更新『事実とはなにか

【15】2007年10月19日更新『起業には色々な形がある

【16】2007年10月23日更新『新規取引先の調査

【17】2007年10月24日更新『得意分野を生かす

【18】2007年10月26日更新『会社設立か個人事業か

【19】2007年11月07日更新『マックに学ぶセットメニュー

【20】2007年11月08日更新『メニューはバランスも大切



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「日記」の目次1

記事の検索をしやすいように目次を設けました。

カテゴリ「日記」の目次1(更新順)です。

【01】2007年09月03日更新『前田智徳選手2000本安打おめでとう

【02】2007年09月05日更新『イチロー選手7年連続200本安打おめでとう

【03】2007年09月10日更新『絶対に負けられない戦いがある

【04】2007年09月13日更新『絶頂の後は危ない「安倍首相退陣」』

【05】2007年10月01日更新『郵政民営化は時代の流れ

【06】2007年10月22日更新『タクシー値上げだが

【07】2007年10月29日更新『資源ごみの再生1

【08】2007年10月30日更新『資源ごみの再生2

【09】2007年11月01日更新『ブランドを育てる

【10】2007年11月02日更新『泉質主義

【11】2007年11月13日更新『本物を知る

【12】2007年11月14日更新『本物を理解する

【13】2007年11月15日更新『近江商人の経営理念

【14】2007年11月22日更新『これから起業する方々へ

【15】2007年11月27日更新『ブランドを守る「大分県」』

【16】2007年11月29日更新『ブログ意見集の薦め

【17】2007年12月06日更新『一緒に頑張りましょう

【18】2007年12月23日更新『努力の人「中村勘三郎」』

【19】2008年01月01日更新『あけましておめでとうございます

【20】2008年01月02日更新『この国のかたちを考えてください
posted by 森 大志 at 10:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 「日記」の目次

2007年11月28日

「銀座ルノアール」に学ぶ

東京を中心に「ルノアール」という喫茶店チェーン(葛竝タルノアール)がありますが、ドトールコーヒーを始めとする低価格コーヒー店が多い中、いまだに昔からある喫茶店スタイルを中心に頑張っています。

東京ではJRの駅前などに展開していますが、他の従来型の喫茶店が廃業する中、研究を重ねて生き残るだけでなく店舗の数を増やしているのです。

従来型の喫茶店である喫茶室ルノアールは、ゆっくりくつろげる喫茶室をうたい40坪〜100坪の広さのお店です。

駅前などの駅から近い所に出店していますが、新築の表通りのビルに入ることはまずありません。

駅に近くても道路一本裏通り、ちょっと古いビルでもよいのです。
広さを求めて、家賃の安い所を探すのです。

ですから、低価格店より高いですが今の値段でコーヒーを提供できるのです。

平成元年11月には店頭登録銘柄として株式を公開し、平成16年12月にはジャスダック証券取引所に株式を上場しています。

その歩みをご紹介しますと、

昭和38年10月 東京の日本橋に第一号店を開店

昭和58年 7月 東京の立川駅前店の開店により100店舗達成

昭和58年12月 喫茶業において初めてPOSシステム導入

平成 2年11月 自家発行型プリペードカード導入

平成 7年12月 焙煎会社を買収し、自家焙煎スタート

平成11年 6月 低価格形態のコーヒーショップ「ニューヨーカーズ・カフェ室町店」開店

平成15年 7月 新業態の喫茶店「カフェ・ミヤマ」1号店出店

私も、出先でゆっくりコーヒーを飲み書類に目を通したいときには、「ルノアール」を探します。

基本コンセプトがしっかりしているので、どのお店に入ってもほとんど同じような内装で、同じサービスです。

そして、最近新たなる進化をしました。

ビジネスユースを取り込むために、
各テーブルに電源サービス(コンセント口2つ)ほぼ完備
無線LANほぼ完備(拡大中)
一部店舗でコピー機設置
を始めています。

おそらくこの経営者は、喫茶店が好きで事業を始めたと思います。
ですから、どうしたら生き残ることができるか必死になって考え実行しているのが、分かります。

いくら競争が厳しくても工夫次第で頑張れるのです。

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2007年11月27日

ブランドを守る「大分県」

厚生労働省を始めとして、公務員の不作為(自ら積極的に行動しない)について常々不満に思っているのは、私だけではないと思います。

そんな中、素晴らしい地方自治体がありました。

一村一品運動で有名な大分県の林務管理課の人々です。

大分県の主要農産物である「大分しいたけ」のブランドを偽物である「中国産しいたけ」から守ったのです。

産地偽装の根絶こそが国産椎茸の唯一の生き残り戦略と考えたのです。

1.徹底した実態調査
平成14年初め、JAS法の立入検査員(Gメン)を約70名配置し、2ヶ月に渡り県内製造販売業者(130社)の事業所調査

2.調査結果の公表
平成14年5月、産地偽装が確認された旨の公表
業界は「県は本気で調査を始めた」との反応

3.適正表示指導要綱の制定
表示根拠資料の整備や産地名の伝票記載を義務づける「適正表示指導要綱」の制定
業界を集め研修会等で徹底指導

4.しいたけウオッチャーの配置
全国主要都市の主婦等に依頼して情報収集

5.化学的分析技術により疑惑商品の特定
(財)日本きのこセンターで開発された中国産椎茸の分析技術を行政調査に取り入れ、疑惑商品の特定

6.疑惑業者に対する立入調査
平成15年1月、情報収集した情報を基に疑惑業者に対する本格的な立入検査を行い、徹底的に調べ、国産椎茸の仕入と売上のチェック

7.偽装業者の公表
県内部で色々な議論をした結果、ブランドを守るため偽装業者名を公表
偽装表示はばれる、公表されれば倒産だという現実に業界は震撼

8.公表の成果
中国産椎茸を仕入、国産として販売する業者が激減し、国産椎茸の需要が増え、相場が持ち直した。

9.偽装業者の刑事責任
産地偽装は不正競争防止法に禁止された犯罪行為であり、公表された業者は起訴され、刑事責任を問われた。

10.さらなる取組
「乾椎茸トレーサビリティシステム」の導入
平成18年から稼働

大分県のこの取り組みは、やる気になれば地方自治体でもここまでできるという前例であります。

この取り組みの途中では、国をも動かし、平成15年12月、農林水産省は「乾椎茸業者を対象とした全国一斉の特別調査を開始しています。

また、この取り組みは、企業経営にも通ずるものでもあります。

徹底した実態調査から事実を把握、対応し、予防する。
このやり方は、企業経営に生かすことができるのです。

(大分県のホームページ等を参考にさせていただきました。)

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2007年11月26日

ブランドを守る「森伊蔵」

朝日新聞11月24日朝刊の記事「芋焼酎あつ〜い躍進」を読んで、芋焼酎ブームそしてブランド芋焼酎「森伊蔵」の蔵元、森伊蔵酒造の森覚志社長のブランドを守る姿勢に感心しました。

私も以前は芋焼酎を飲みませんでした(正確には匂いがきつくて飲めなかったと言うのが正しいかも)が、最近は好んで飲むようになりました。
蒸留技術の進歩により飲みやすくなり、かるい芋焼酎の匂いが、かえってよく思えるのですから不思議です。

森社長の言葉をご紹介すると、
「人気になったとはいえ、生産量を増やすつもりはない。機械化はせず明治時代から引き継ぐ50個のかめを使い、契約栽培の芋、この地からわきだす軟水で仕込む。小さな蔵でできることをこれからもやっていく。」

なんと素晴らしい考えでしょうか。

普通は、売れるからと生産量を増やそうと、機械化することを考えるのではないでしょうか。
そうすると、水が足りなくなったり、原料も足りなくなり、バランスが崩れるのです。

必然的に、どこかで妥協した商品になるのです。

また、売れるからと値上げをする会社も多いのですが、末端では高値で取引されているのに、蔵元の値段は変わりません。

そして、新しい試みとして10年熟成酒「楽酔喜酒」を発売しています。
焼酎は蒸留酒だから、寝かせると上品にまろやかになることに着目して研究した成果なのです。

このように、「森伊蔵」森伊蔵酒造の森覚志社長は、新しい挑戦もしてブランドを守っているのです。

この姿勢を崩さなければ、この会社は永遠に不滅であり、本当の老舗とはそういうものなのです。

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posted by 森 大志 at 08:50 | Comment(2) | TrackBack(2) | 新聞雑誌の記事から

2007年11月23日

ミシュラン現象?

「ミシュランガイド東京2008」が発売されましたが、私の第一印象は「選ばれたお店は大変だ」です。

ひと昔前は、「Hanako」という雑誌に載るとお客様が殺到した時代がありました。
Hanako現象とも呼ばれ、飲食店等が一躍人気店になったのです。

ただ、その当時も雑誌に掲載された一時だけお客様が殺到するので、一部のお店では掲載を拒否していました。

一度は「Hanako」に載った店に行ってみようというお客様ばかりで、継続しないのです。
そうすると、今まで来ていた常連客が食事できなかったり、店の雰囲気が変わったという理由で来なくなってしまったのです。

「Hanako」に載った店で閉店したお店も多いので、私は同様のことを心配するのです。

また、毎年評価が変わるのですから評価の下がったお店はどうなるのでしょうか。
お客様が来なくなり、閉店に追い込まれるかも知れません。
特に高い料金を取っているお店はなおさらです。

さらに、「料理の鉄人」という言葉があるように料理人の力量によって、同じ素材で料理を作っても味が違います。

そうすると、偉大な料理人がいて三ツ星を取った店でその人がいなくなったら、やはり客離れが起き閉店に追い込まれるのです。

ですから「選ばれたお店は大変なのです」。

会社というのは、このようなことも考えながら経営していくわけです。
経営というのは難しいのです。

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2007年11月22日

これから起業する方々へ

私は、日本経済は中小企業が支えていると思っています。
企業の数、そこで働いている人数を考えても否定できません。

そんな思いの中、先日ある研修(あたりまえですが、今でも結構研修を受けています。)を受けたときの講師の先生の言葉に考えさせられました。

私は東京で事務所を構えていますが、その先生(地方講演も多い)は地方経済は大変で東京中心で物事を考えないようにと話されました。

私はこのブログを書くようになってから、他の人が書いているブログをよく見るようになりましたが、それから、地方で頑張っている人のブログを見ると「大変ですが頑張ってください」とコメントを書きエールを送るようになりました。

よくコメントの返事をいただくのですが、その時間を見ると驚きます。
ある人は、午前1時27分、そして午前2時35分、午前3時04分などです。

これだけで頑張っているのが分かります。

私は、起業して軌道に乗るまで3年ぐらいはかかると思っています。
そして、起業した人には、人の3倍位働くような気持ちでないとうまくいかないと話します。

そうすると、一日24時間は変わりませんから、寝る時間を削って頑張るしかないのです。

昔顧問をしていた個人事業の人に、昼間電話をかけた時、今請求書を書いていると言っていました。
その時、この人はだめだと思いました。

昼間は他の社員と一緒に働き、会社に戻ってから夜請求書を書く位の気持ちがないとうまくいかないのです。
いつでもできる仕事は、夜やるのです。
結局その人の会社は駄目になりました。

起業すると言うのはそれぐらい大変なのです。

そして、大変ですが、喜びも同じぐらいあるのです。

日本経済を活性化するため、意欲のある人は一緒に頑張りましょう。
私たち、税理士はそういう方々のお役に立つよう、日夜努力しています。

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2007年11月21日

交際費ビジネスの崩壊

船場吉兆の食品偽装に関して「吉兆の危機管理」「吉兆の危機管理2」を書きましたが、違う観点から考えます。

船場吉兆の客層を考えますと、ほとんどが接待関係だと思われます。
私の経験から言っても、高級料亭に自腹で行くことは考えられないからです。
大切なお客様を接待する場合に使う、それが普通です。

バブル絶頂期に交際費関係のビジネスが全盛でしたが、バブル崩壊に伴い交際費が激減しています。(時代の流れを読む「交際費は激減している」参照)

私は、顧問先があるので東京の赤坂(高級料亭の多かった所)に行くことがありますが、バブル崩壊後、高級料亭が壊されビルに変わったのを目の当たりにしました。

船場吉兆も例外ではなく、バブル崩壊の影響を受けたと思います。
そこで、一般顧客相手に舵をきったのが、今回の黒豆プリン等の販売になったと思っています。

一般顧客相手のビジネスは、吉兆ブランドだからと言って簡単ではありません。
やはり、一般の商品より高いわけですから、いくらおいしいからといっても売れ残りが出ます、本当の経営能力が必要なのです。

そして、この交際費の激減を読み取ってうまく乗り切った経営者も数多くいます、経営者は、時代の流れを読むことも必要なのです。

この厳しい競争の中、今までの延長線上でなく、新しい観点で考える必要があるのです。

そういう時に、一緒に経営について考える、税理士はそんな存在でもあります。

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2007年11月20日

私は顧問先の営業マン

私は、事務所を開設してからずいぶんたちますが、その間には顧問先の会社同士を結ぶことも数多くありました。

もちろん、顧問先の会社をご紹介してもすべてがうまくいくわけではありません、うまくいくときもうまくいかないときもあります。
しかし、そのときうまくいかなくても、後日ビジネスに発展することもあり、わずかな可能性があれば、今後もご紹介するつもりでいます。

先日も、私の顧問先の美容材料を卸している会社(ブログに書くことの了解は取っています。ありがたいことに会社名を出してもかまわないとも言っていただきました。)の商品を宣伝しました。

まず、売りたい商品の内容を確認したところ、パーマをかけた後のあの独特のいやなにおいが、当該商品をスプレーすることによりなくなるとのこと。

もし、その通りならこんなに良いことはありません。

早速、私の事務所あてにサンプルと説明書を送ってもらいました。

私の顧問先には美容室を経営している会社も多く、その会社に宣伝したのです。

たまたま、原宿にある顧問先の美容室に行くことがあり、その時にサンプルと説明書を持って行きました。
そして、原宿にある他の顧問先の美容室にもサンプルを届けるために原宿をぐるぐる回りました。

原宿以外の美容室には、事務所の者がお伺いするときに持参して説明させました。

今は、サンプルを使用した結果を待っているところです。

場合によっては、美容材料を販売している会社の社長と顧問先の美容室を回り、商品の説明をしなければならないかも知れませんが、それで商売がうまくいくのであればこんなうれしいことはありません。

税理士森大志は顧問先の社長と一緒にがんばりたい、少しでもお役に立ちたい、いつもそう思い努力しています。

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2007年11月19日

起業しちゃった

私もこのブログを始めてから色々な人のブログを見て参考にさせていただくことも多く、助かっています。

そんな中、最近気になるブログを発見しました。

長く温めていた自分の夢を形にしたいと起業したと思われ、起業して一生懸命努力している姿が目に浮かぶような内容です。
起業して大変だけれども、楽しそうなのです。

そこで起業の苦労を語っているのですが、問題はその内容です。

どうも会社を設立し、営業しているがまだ給料をとれる状況でなく、給料の額も決めていないとのこと。

どうして分かったかと言うと、ブログを見てコメントをくれた人とのやり取りで、コメントを出した人もまだ決めていないと書いていたからです。

個人事業主は給料は認められていませんが、会社であれば役員報酬という形で給料をとります。

その支給の形態で損金(経費のこと)に認められたり、認められなかったりするのですが、どうも御存じない様子。

去年、会社法が施行され会社の設立が容易になったのですが、それに伴い、法人税法も改正されました。

その中に、役員報酬についての改正があり、会社の事業年度の間は「定期同額給与」でなければ損金(経費)に認めないという内容です。

そうすると、事業年度の途中では原則として役員報酬額の改定はできないのです。
そして、その内容について、我々税理士業界ではさあ大変だと大騒ぎでした。

また、ある方のブログでは役員賞与について書いてあり、役員賞与を取るつもりのようでした。

これもまた改正され、「事前確定届出給与」として所轄税務署に届け出を行い、届け出をした額を支給しなければなりません。
支給額を変更した場合は損金(経費)にならないのです。

この方もおそらく会社勤めをしていたときと同じ感覚で賞与をもらうつもりだと思います。
支給額は、その時の利益の状況で決めるつもりのようでした。
実際に、従業員の賞与はそのように決めますから、同様に考えているようでした。

会社であれば、営業、製造、仕入、経理、総務等の業務はそれぞれ担当の人がいるのですが、中小企業の場合は、社長がすべての責任者であり、担当者なのです。

ですから、通常は起業するにあたり事前に勉強してから起業するのですが、どうも、自分の夢を実現したいという思いが強く、とりあえず会社を設立したというのが、実情のようです。

私に言わせれば「起業しちゃった」のです。

おそらく、会社を設立してもどうなるかわからないので、しばらくは自分ですべてをやり、決算だけは税理士に任せようと思って
いると思います。

しかし、そのような場合でも事前に会社運営上の問題点は相談すべきです。

例えば、商工会議所、市役所、区役所の無料税務相談です。

今からでも遅くありません。
これから会社を設立する人も、会社を設立した人もぜひ相談してください。

税理士は、顧問先の方々だけでなく、これから起業したい人のお役にもたちます。

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2007年11月16日

銀行とどう付き合うか

会社を経営していると、銀行とどう付き合うかと言うことが問題になります。

中小企業の場合、最初から、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行等の大手都市銀行に口座を開き、お付き合いする場合もありますが、通常は、地方銀行、信用金庫等とお付き合いするのが普通です。

私の顧問先の例で言いますと、会社設立時には近隣の信用金庫等に口座を開きスタートする場合がほとんどです。

信用金庫等は地域金融機関と言われるほど地域密着型であり、ある程度会社が大きくなるまで一行との取引で十分です。

そして、会社が大きくなると必然的に一行取引では間に合わなくなります。

銀行(信用金庫等含む)は当然のようにリスク管理をしていますが、そうすると、この会社にはいくらまで貸せると言う金額があるわけです。(与信限度額)

例えば、私の父が経営していた会社の売上の回収はオール手形でした。
当然のように、銀行で手形を割り引いていたのですが、ある時、銀行の融資担当にこれ以上は割引できないと言われたのです。

与信限度が1000万円だとすると、1500万円分の手形は割引できないのです。
1000万円分は今まで付き合っていたA銀行で割引き、残りの500万円はB銀行で割引いたのです。
幸いに、この時は業績が良かったので新規にB銀行に申し込んだのですが、割引してもらえました。

この場合、二行と取引することにより1000万円の与信限度が2000万円になったのと同じことになったのです。
ただ、あくまで比重はA銀行におきました。(いわゆるメイン銀行)

また、同じ銀行でも支店長により、融資に熱心だったり、冷たかったりするので注意が必要です。
経験した人は分かるのですが、びっくりするぐらい支店長により違うのです。

今まで借りてくれと言っていた銀行が、支店長が替って新規融資はできないと、実際に変わったことがあります。

こういうことがあるので、ある程度会社の規模が大きくなったときは複数行と付き合うことが必要なのです。

いずれにしても、実際の銀行との付き合いは様々な要素が複雑に絡み合っていますので、不慣れな方は、そのつど顧問税理士と打合せのうえ対応してください。

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2007年11月15日

近江商人の経営理念

私もブログを始めてから、今まで以上に他の人が書いたブログを拝見するようになりました。

その中で、人力屋 神谷繕光氏のブログ「福岡 博多 人力車出張サービスで思い出イベントあなたの夢を運びます!(http://plaza.rakuten.co.jp/jinrikiya)」に出会いました。

その神谷氏のブログで近江商人の原点である「三方よしの理念」を知りました。
神谷氏はご自身の仕事に関して、この「三方よし」を意識して行動しています。
なんと、素晴らしいことでしょうか。
ありがとうございました、大変勉強になりました。

最近の耐震偽装から始まり、産地偽装、賞味期限の偽装等、企業倫理の欠如した例が多発しています。
そんな中で「三方よしの理念」を知ったのです。

「三方よし」の理念とは「売り手よし、買い手よし、世間よし」と言うもので、商取引においては、当事者の売り手と買い手だけでなく、その取引が社会全体の幸福につながるものでなければならないと説くものです。

なんとすばらしい考えでしょうか。

よくそんなことは理想だと言いますが、このような経営理念を実践し、江戸時代には近江商人と呼ばれる大商人を多く輩出しました。
実際に近江商人はそれを実践して大成功を納めているのです。

第二次大戦の敗戦により、日本はすべてを失い、勤勉努力してやっと先進国の仲間に入りましたが、バブル崩壊により大きな損失を受けました。
そして、経済的損失だけでなく精神的にもおかしくなったと思っているのは私だけでしょうか。

今こそ先人の知恵を学び実践しようではありませんか。

それが、閉そく感のただよう日本を救う道かも知れません。

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2007年11月14日

本物を理解する

「本物を知る」ことは大切ですが、「本物を理解する」ことも大切です。

いくら本物でも、その使途等により向き不向きがあるのです。

松坂牛の本場松坂に和田金という有名な松坂牛を食べさせるお店があります。
テレビなどでお店が紹介されることも多いのですが、その場合必ずというほど「すき焼き」が出てきます。
これは、松坂牛の一番おいしい食べ方は「すき焼き」だからです。
「しゃぶしゃぶ」ですと一番おいしい脂分が落ちてしまい味が落ちるのです。

また、「関さば」「関あじ」は激流にもまれ身がしまっているのでおいしいのですが、お年寄りには身がかたいかも知れません。

このように、たとえ本物であってもその特長を生かしてこそ本物の価値があるのです。

特に食べ物に関する仕事をしている人は、おいしいものを食べることにより、舌メーター(ベロメーター、食品の開発をしている顧問先の社長に教えていただきました。)をきたえなければなりません。
おいしいものを食べたことのない人においしいものを理解することが出来るわけがありません。

「本物を知って本物を理解する」、簡単なようですが、実は結構難しいのです。
そのためには、様々な知識と経験が必要なのです。

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2007年11月13日

本物を知る

私は温泉が好きで今まで色々な温泉に行っています。
前は伊豆方面に行くことが多かったのですが、最近は群馬県の温泉に行くことが多くなりました。

最近は温泉に行く前に、温泉についてインターネット等で調べてから行くことが多く、かなり詳しいと自負していますが、温泉が好きなので温泉の泉質についてこだわりがあります。

群馬県には伊香保温泉がありますが、一緒に行く妻が石段街の雰囲気がお気に入りで、宿泊しないときでも立寄ることが多く詳しくなりました。

伊香保温泉といえば茶褐色の「黄金の湯(こがねのゆ)」が有名です。
昔、顧問先の会社の慰安旅行に参加したときに宿泊したのですが、確かに茶褐色の湯でしたが、そんなにいいお湯だとは思わず、たいしたことないと思っていました。

しかし、例の温泉偽装で入浴剤の混入が問題になり、伊香保温泉も例外ではなかったのです。
そんな中、伊香保町が先頭に立ち伊香保温泉の調査を行い、温泉の調査結果を発表したのですが、なんと私が宿泊した宿は「黄金の湯」ではなかったのです。

温泉偽装していたのです。

私は、本物の温泉である「黄金の湯」のにせものに入り、間違った判断をしていたのです。

伊香保温泉の「黄金の湯」は「小間口」という数百年前からの権利を持っている十数件の限られた宿しか使用できないのです。

ですから、権利を持っている宿はお風呂のすべてが「黄金の湯」ですし、権利を持っていない宿は「黄金の湯」ではないのです。
「小間口」が権利を独占しているので、困った町は新たな温泉の発掘を行い、「白銀の湯」を掘り当てました。

しかし、「白銀の湯」も温泉法にいう温泉ですが、泉質はいまいちです。
このお湯だけに入った人も、伊香保温泉の湯はたいしたことがないと思うかも知れません。

去年、伊香保温泉の「千明仁泉亭」という宿に泊まったのですが本当に良い湯でした。
これが昔から有名な本物の伊香保温泉の湯だったのです。

最近、温泉偽装、食品偽装等様々な分野でにせものが横行していますが、本物を知っていればだまされないかも知れません。

「本物を知る」これは本当に大切なことだと思います。

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2007年11月12日

吉兆の危機管理2

10月31日のこのブログで吉兆のことを書きました(「吉兆の危機管理」参照)が、その時に指摘した最悪の結果になりました。

朝日新聞の11月10日の朝刊に次のような記事があります。

農林水産省に対し、船場吉兆側は「牛肉の目利きのできる社員が質のいい牛肉を買い付けており、『但馬牛』と表示してもいいと思った。『地鶏』は仕入れ先任せで、認識が甘かった」と説明した。

また、記者会見では次のような言い訳を言いました。

「料亭で牛肉を出す際はこちらにお任せしてもらっており、産地の説明をしていない」と、産地へのこだわりが薄かったという。会社上層部の関与については「役員は知らなかった」と繰り返した。

この記事を読んであきれたのは私だけでしょうか。

1.「牛肉の目利きのできる社員が質のいい牛肉を買い付けており、『但馬牛』と表示してもいいと思った。

→「牛肉の目利きのできる社員が質のいい牛肉を買い付けており、ブランド牛でなくても充分おいしいので安く提供できるのです。」なら判ります。

松坂牛の産地でこんなことがありました。
松坂牛のブランドを厳格に取り扱うことにし、松坂牛と名乗れる肉を限定することにしたときに、いままで松坂牛と名乗っていた肉が松坂牛として販売できなくなったことがあります。
その時に大問題となりました。
同じ肉でも、ブランド名がなくなると安くなるのです。
高く売るために「但馬牛」としたのは間違いありません。
確信犯です。詐欺です。
私は、木曽路というしゃぶしゃぶの店にいきますが、おいしい肉を安く提供しています。(肉の品質のわりに安い)
ブランド牛でなくても、当店ではA3〜A5(肉のランク)の肉を提供していると宣伝しています。

2.『地鶏』は仕入れ先任せで、認識が甘かった

→「地鶏は仕入先が収めたものを入念にチェックしており、自信を持っています。」なら判ります。

私の顧問先に肉を扱っているお店があり、納品された肉のチェックを厳しく行っています。
何回かに一回は、肉の質が悪いと返品しています。
新規取引の時は良い肉を持ってきますが、長い間には悪い肉の時があるのです。
この肉を見る目がお店の力、実力なのです。
そうすると、吉兆はこれを放棄していたことになります。
「仕入先任せ」これをいっちゃおしまいです。

3.「料亭で牛肉を出す際はこちらにお任せしてもらっており、産地の説明をしていない」と、産地へのこだわりが薄かったという。

→こんな言い訳は私には通用しません。
料亭に食べに行く人、特に夜の会食で利用する人は目利きの人が多く、ブランドで肉を選びません。
私も、ある高級しゃぶしゃぶ店で実際に肉の塊をみせられどちらを選びますかといわれたことがあります。
そのときはブランド名は言わず、肉質を実際に見て選んでくださいということでした。
「同じA5ランクの肉でもどちらがいいですか。」ということです。
口の肥えた人達の間では、吉兆の○○はおいしいが、○○はおいしくないとはっきりいいます。
吉兆という名前だけでは通用しないのです。
ごまかしが聞かないのです。
今回の贈答用の偽装みたいに産地は関係ないのです。

また、一部商品、プリン等は外注だと言うことです。

一般の人は、わぁー吉兆のプリンだとかいって喜ぶので外注したのでしょうか。

このように、今回の船場吉兆の言い訳はうまく説明したつもりでしょうが、私に言わせれば、致命傷です。

そして、会社の上層部が知らないわけがないのですが、その人達をかばって傷口を深くしていると思います。

本当に危機管理が出来ていません。
うそを正当化するためにうそをいっています。

私の家の近くに「不二家」がありますが、いまだに人もまばらです。
このようにならないよう、吉兆グループは苦渋の決断をしなければならないと思います。

それが本当の危機管理なのです。

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