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2007年09月24日

中村勘三郎脱税事件の深層3

「それはイエローカードです」

手取りの60万円を収入として計上したらどうなるでしょうか。
何が違うのでしょうか。

もし、必要経費40万円が認められたとしますと、
収入金額計上もれ 40万円
必要経費計上もれ 40万円
となります。
総額で処理すべきなので好ましくはありませんが、結果が同じなのでOKです。

しかし、必要経費に認められなかったらどうでしょうか。

パーティのお手伝いに来た人に、「帰りに皆さんで食事でもして帰ってください」と合計40万円支払ったのです。(アルバイト代として処理)
当然、領収書を貰っていないと考えられます。
(税の考え方「証明責任と必要経費」「収入金額と必要経費」参照)

恐らく、Aさん、Bさん、Cさん、Dさんがそれぞれ何人か若い衆を集めて手伝いにきた様にイメージしています。
そうしますと、Aさん、Bさん、Cさん、Dさんはわかりますが、若い衆は初対面で名前も知らない人なのです。
Aさん、Bさん、Cさん、Dさんにそれぞれ10万円支払ったとしても、A、B、C、Dさん以外、誰に支払ったか証明できないのです。

必要経費に認められなかったので必要経費0です。
従って、この場合40万円の収入もれだけとなります。
これが、ご祝儀の計上もれです。

また、次のように処理していた場合は、
収入金額(ご祝儀)100万円
必要経費      40万円
所得金額      60万円

必要経費は0(否認)になります。

これが架空人件費と言われた人件費の否認です。

また、特に芸能関係ではとっぱらいと言われる当日払いの人件費も多く、その場合、領収書を持っていない人も多いのです。
業界経験豊富な経理担当は、こちらで領収書を用意して、それに自筆で記入してもらうのです。

以上のような、いろいろなことが積み重なって今回の事件になったと思われるのです。

中村勘三郎さんは「レッドカードではなく、イエローカードです。」

(続きます)

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posted by 森 大志 at 10:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | それはイエローカードです