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2007年09月21日

中村勘三郎脱税事件の深層2

「それはイエローカードです」

中村勘三郎さんの脱税事件の内容は当事者ではないので、本当のところはわかりません。
ただし、私の経験から業界のことはある程度わかりますので、勘三郎さんがどうして怒ったかも、見当がつくのです。
税理士の立場で、もう一段掘り下げて考えますと違う見方ができます。

まず、ご祝儀の計上漏れの件を考えます。

皆さんも経験があると思いますが、結婚式を挙げるときに、その費用はどうしますか。
私は、結婚式の受付の経験がありますが、ご祝儀を頂きますと、後でそのお金を式場の支払いに充てる光景を見たことがあります。
頂いたお金である程度まかなうのは普通ではないでしょうか。

勘三郎さんは、どうでしょうか。
恐らく、勘三郎さんも同じではないでしょうか。

襲名披露は何十年に一度の大事業なのです。
その準備とそれに関わる人数は普通ではありません。
衣裳ひとつもかなり高額な特別な衣裳かも知れません。
(女性歌手でも数百万円の着物を衣裳で着ています。)

そう考えると、通常の支払いをしたら赤字かも知れないのです。
また、おめでたいことですから手弁当でお手伝いに来る人も多いのです。

例えば、襲名披露パーティを開きご祝儀を100万円頂きました。
そして、パーティのお手伝いに来た人(大勢)に、「帰りに皆さんで食事でもして帰ってください」と合計40万円支払いました。
手弁当でお手伝いに来ている場合、請求がありませんので、食事ぐらいはして帰ってくださいということは良くあります。

この場合、もし手取りの60万円を収入として計上したらどうなるでしょうか。

普通の場合
収入金額(ご祝儀)100万円
必要経費      40万円
所得金額      60万円

手取りで処理した場合
収入金額(ご祝儀) 60万円
必要経費       0
所得金額      60万円

一見、結果が同じように思えます。
ところが、違うのです。

何が違うか皆さんも考えて見てください。

中村勘三郎さんは「レッドカードではなく、イエローカードです。」

(続きます)

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posted by 森 大志 at 09:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | それはイエローカードです