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2007年09月19日

中村勘三郎脱税事件の表層2

「それはイエローカードです」

今回の中村勘三郎さんの脱税事件の内容を見てみたいと思います。

新聞雑誌の記事によりますと、
東京国税局の税務調査で「7000万円の申告漏れ、2000万円の所得隠し」を指摘され、修正申告したそうです。
その内容は、多額の祝儀を申告していなかったり、架空経費(人件費)を計上したと言われています。

そして、当初は本人も否定していましたが、後日の記者会見で誤りを認め陳謝しました。

ブログに書かれた一般の人の感想は次のようなものでした。

「勘三郎の申告漏れの記者会見にはがっかりした」
「勘三郎の人間性を疑う」
「歌舞伎俳優の第一人者ですので、他の模範となる申告をしてほしかった」

また、ブログに書かれた税理士の感想は次のようなものでした。

「経歴に傷がつくみっともない申告もれは謹んでいただくようお願い致します。」

大変厳しいものが多かったと思います。

ここで、脱税について確認しますと、
(税の考え方「脱税、租税回避と節税」を参照してください)
脱税とは、不法に税の負担を逃れることです。

日本の刑法は、意思主義をとっています。

意思主義とは、その人の意思がどうかが問題になるのです。
たとえば、被害者が亡くなった場合でも
殺す意思があれば、殺人罪であり
殺す意思がなければ傷害致死罪となり、全然罪が違うのです。

今回の場合、脱税の意思があるかどうかですが、中村勘三郎さんに、脱税の意思があるわけはないので問題ないと言えそうですが、違うのです。
本人が、当初怒っていたのは、故意でなく、なぜ申告漏れか理解できなかったからです。

脱税とは不法な行為を言うのですが、不法とは故意又は重過失の場合を言うのです。
そうすると、今回の場合、たとえ故意でなくても、その金額から言って重過失に該当すると思います。
従って、罪になりますので責任はあるのです。

今回の場合、脱税の意思がなくても重過失ですから
「それはイエローカードです」

(続きます)

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posted by 森 大志 at 09:05 | Comment(0) | TrackBack(1) | それはイエローカードです